専門・スペシャリスト（警察官・消防士・自衛官）業界の概要・職種・魅力・動向 | 業界研究記事

今回ご紹介する職種は、専門・スペシャリスト（警察官・消防士・自衛官）です。

専門・スペシャリスト職は、『2015年卒マイナビ大学生就職意識調査』では「その他」に分類されています。「その他」に分類される職種を志望している学生は、15年卒業学生では全体の9.9%です。「その他」の具体的な内訳は明記されていませんが、専門性の高い様々な職種が含まれていると言えるでしょう。
警察官や消防士、自衛官などは公務員であり、特定の採用試験に合格する必要があります。
この記事では、専門・スペシャリスト職の中でも特に「警察官・消防士・自衛官」に着目し、以下の3つの角度から職種理解を深めていきます。

• 業務内容、活躍できる業界
• やりがい
• 求められるスキル

この項目では、専門・スペシャリスト（警察官・消防士・自衛官）の業務内容を解説していきます。

• 【業務内容】
  警察官・消防士・自衛官は、犯罪や事故、災害などから国民の生活を守る仕事です。
  
  警察の組織には、政策の立案や立法作業、警察組織全体の指揮監督を行う警察庁と、管轄する地域の事件や事故を担当する都道府県警察があります。また、皇室を警備する皇宮護衛官という職種もあります。いずれも、希望する職種の警察官採用試験に合格する必要があります。
  
  消防士の仕事には、火災、地震、風水害などの災害時における救助活動や警戒巡視、避難誘導の他、救命救急や防災活動などがあります。自治体ごとに行われる消防士採用試験に合格する必要があり、合格後は消防大学校や消防学校などで教育訓練を受けます。
  
  自衛官は、国の平和を守り、大規模な自然災害や国際平和協力活動などを行う仕事です。陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊に分かれており、その中には研究や開発などを含む様々な職種があります。希望する職種によって、採用試験の応募資格や条件なども大きく異なります。
  
  どの職種も、職務を遂行するための健康や体力に自信のある人、規律を守り、協調性を持って集団行動を行うことのできる人に向いていると言えるでしょう。

専門・スペシャリスト（警察官・消防士・自衛官）で働く人々が感じているやりがいには、次のようなものがあります。

• 社会に貢献できる
  地域住民の安全や生活を守ったり、国の平和や国際社会のための活動を行ったりするなど、社会の平和や秩序に大きく貢献する仕事です。社会から必要とされ、信頼される職業に就いているという自負は、大きなモチベーションになるでしょう。また、職務の達成感も大きいと言えます。
• 感謝される
  警察官であれば、地域住民の相談事に対応することもあるでしょうし、自衛官や消防士であれば、災害時の人命救助などを行うこともあるでしょう。危険な現場やハードな職務も多いかもしれませんが、その分、人と触れ合い、人から感謝される仕事です。感謝の言葉をもらえることは、大きなやりがいにつながると言えます。
• 多岐にわたる業務
  警察官・消防士・自衛官のいずれも、多くの職種が存在しますし、業務内容は多岐にわたります。事務職もあれば、専門的な職種もあります。例えば自衛官であれば、情報通信や気象などの専門分野の他、演奏活動を行うための音楽科なども存在します。様々な業務を通して保安の仕事に携わることができるというのも大きな魅力の一つでしょう。

専門・スペシャリスト（警察官・消防士・自衛官）として働く上では、次のようなスキルが求められます。 意志の強さ 警察官・消防士・自衛�