ニフティの企業研究

今回ご紹介するのは、「3期連続増易企業ランキング」で94位に輝いた、ニフティ株式会社です。

この記事を読んでいる方の中には、ニフティ株式会社への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ニフティ株式会社の経営理念や同じ情報・通信業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある情報・通信業界会社の中で、なぜニフティ株式会社なのか？」という質問への対策を考えましょう。


ニフティ株式会社について深く知るために、まずはニフティ株式会社の経営理念を確認しましょう。そこからニフティ株式会社が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ニフティ株式会社の経営理念は、以下の通り。
『ニフティグループは、お客様、株主、社員、パートナー企業、地域社会等の夢をかなえるため、常にお客様起点で行動し、チャレンジャーとしてサービスを開拓し、社会に役立つ企業として、新しい価値の創造に取り組み続けます。』
（会社概要｜ニフティ株式会社：ニフティとなら、きっとかなう。With Us, You Can.より引用）

ここから分かるポイントは、「周りを見る力」「挑戦」「継続」の3点。
企業理念を見ると、お客様視点やチャレンジ精神、社会貢献への意識などが挙げられており、このような視点を持った人を求めていることがわかります。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• グループなどで、どのようなことにチャレンジしたか。
• その目標に対して、どのような立場だったか。
• 目標達成のために、どのような取り組みを行ったか

次に、情報・通信業界におけるニフティ株式会社と競合会社と比較してみましょう。
今回、比較するのは同じインターネットサービスプロバイダ事業を主軸として行っているソネット株式会社です。

財務については、ソネット株式会社が非公開のため不可能ですが、3期連続で黒字を記録し、無借金経営を続けているという情報があり、両社との安定した経営を行っていると言えます。また、ソネットはソニーグループの一員であり、ニフティは富士通グループの一員となっています。大手電機メーカーのグループ会社であることも、経営が安定している理由の1つと言えるのかもしません。比較して、一番明らかだったことは、ニフティのサービス事業が少ないことです。変動の多い情報・通信業界の中でサービスの量が少ないのは、弱みとも言えるかもしれません。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年のトレンドとしては、格安スマホへの参入が挙げられます。インターネットサービスプロバイダ事業で有名な企業のスマートフォン事業が話題となっています。ニフティもそうですが、インターネットサービスプロバイダ事業が縮小気味な現状もあり、格安スマホなどで、新しいビジネスモデルを確立しようとしています。特に、2014年には、多くの格安スマホがリリースされたため、今後どうなるか見ていく必要があるでしょう。

ここまでニフティ株式会社についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。