ツガミの企業研究

今回ご紹介するのは、世界No.1の「高精度」「高速」「高剛性」を誇る工作機械で有名なツガミ。

この記事を読んでいる方の中には、ツガミへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ツガミの企業理念や同じ機械業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある機械会社の中で、なぜツガミなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ツガミについて深く知るために、まずはツガミの企業理念を確認しましょう。そこからツガミが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ツガミの企業理念は、以下の通り。
『High‐Precision，High‐Speed，High‐Rigidity　
ツガミは常に世界No.1の「高精度」「高速」「高剛性」の工作機械を提供し続けます』
（ツガミ「企業理念」より引用）

ここから分かるポイントは、精密技術を基礎に顧客ニーズを常に先取りし、「高精度」「高速」「高剛性」の製品を提供し続けようという志です。
そのため、求める人物像に「積極的に行動できる方」「自己成長できる方」「目標を達成できる方」「チームのために貢献できる方」「海外勤務に積極的な方」の5つのキーワードを明示しており、「超精密加工技術で躍進するツガミの将来を担うチャレンジ精神旺盛な人材を採用します。」とあります。（ツガミ「新卒採用」ページより引用）
ですから、企業理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点だと思われます。
・チームで達成したこと、その中での自分の役割、リーダーの経験
・目標達成のために継続して行っていること、そこから得た強み
・大学時代に最も頑張ったこと、その中での困難や失敗、その克服方法

次に、機械業界におけるツガミと競合会社とを比較してみましょう。
今回は、ダイヤモンド工具の総合メーカー、旭ダイヤモンド工業と比較していきます。

はじめに両社の財務状況を見ていきましょう。 平成27年度のツガミの売上高は、40,132百万円（前年比25.9％減）、営業利益は2,125百万円（前年比70.7％減）です。主にスマートフォン需要の減少や中国市場の落ち込みが影響し、経常利益は前年度から6,650百万円減少しています。 対して旭ダイヤモンド工業の売上高は、45,459百万円（前年比0.2％減）、営業利益は4,750百万円（前年比7.5％減）となっており、液晶ガラス関連工具やダイヤモンドワイヤが大幅に減少。経常利益は、前年度から899百万円減少しています。
続いて、両社の事業内容を見ていきましょう。 ツガミは、業界でも数少ない総合工作機械メーカーとして、自動旋盤や研削盤、マシニングセンタ等、多くの機種を生産しています。強みは、企業理念に掲げる「高精度」「高速」「高剛性」の製品づくりと、生産システムのトータルな提案。国内をはじめ豊富な海外拠点を保有し、常に世界No.1となる工作機械の提供に努めている企業です。 近年では、成長が見込める「環境」「省エネ」を意識した自動車向け新製品にも注力し、海外では中国や東南アジア、インド等の体制強化を図っています。 対する旭ダイヤモンド工業は、ダイヤモンド工具に特化した製品づくりを手掛けています。強みは、多様な業界に対応できるオーダーメイドの受注生産。生産拠点は国内6カ所ながら確固たる研究開発力を持ち、平成27年にはスウェーデンに販売子会社を設立しています。 また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25～26年の機械業界の業界規模は、25兆7,317億円（国内233社、売上高合計）となっており、平成21～25年にかけ増加傾向にあります。機械業界は国内外の経済状況に大きく影響を受ける特徴があり、過去にはリーマンショックや欧州危機と言われる状況が続き、あまり伸びていない業界の1つと言われていました。しかし、オリンピック開催の決定を機に国内需要は高まり、企業の業績は回復傾向にあると思われます。今後の注目は、依存後が高いとされる自動車産業の動向であり、米国トランプ政権下での日本車輸入量減少も懸念材料とされています。

��こまでツガミについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選考フロ�