コロプラの企業研究

今回ご紹介するのは、「3期連続増益ランキング」トップ200（東洋経済しらべ）で3位に輝いた、コロプラです。

この記事を読んでいる方の中には、コロプラへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、コロプラの経営理念や同じモバイル業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるモバイル会社の中で、なぜコロプラなのか？」という質問への対策を考えましょう。


コロプラについて深く知るために、まずはコロプラの経営理念を確認しましょう。そこからコロプラが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

コロプラの企業理念は、以下の通り。
『 “Entertainment in Real Life” エンターテインメントでネットとリアルをつなぎ、世界中の日常をより楽しく、より素晴らしく』
（コロプラ ミッションページより引用）

ここから分かるポイントは、位置情報ゲームをコアコンピタンスとし、おでかけせずにすむインターネットから、おでかけしたくなるインターネットの開発を通して、世界の発展に貢献しようという志です。
コロプラは、ゲームの特性であるバーチャルな世界にとどまるのではなく、移動を喚起させ、リアルな日常とつないでいこうとしています。そのため、コロプラでは、「時代の変化を受け入れ、本気で取り組むことを重視できる、素直さと覚悟を持った人材」を求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• コロプラを通して、世の中に成し遂げたいこと
• 既存の状態に満足せず、変化を素直に受け入れ、新たな領域に挑戦した経験
• 困難な状況で、本気で何かに取り組み、何かを成し遂げた経験
• 誰かを喜ばせるために、何かに取り組んだ経験

次に、モバイル業界におけるコロプラと競合会社と比較してみましょう。
今回は、グリーと比較してみます。

まず財務状況を見ていきましょう。
平成26年度のコロプラの売上高は、535億円。対して、グリーの売上高は、1195億円。業界シェアは、5位に位置しています。実は、グリーは、昨年度の業界ランキングで2位に位置していましたから、転落したことになります。反対に、コロプラは対前年比219％増を記録し、大幅に業績をアップさせシェアを伸ばしています。このように、変化の激しいモバイル業界では現状の売上高規模だけを見るのではなく、前年と比較することが重要です。

続いて、事業内容を見ていきましょう。
コロプラは、モバイルに特化した位置情報ゲームを展開する急成長企業です。携帯電話向け位置情報ゲームから、スマホゲームに参入し、累計ダウンロード数2000万を突破するなど絶好調です。対して、グリーは、携帯向けゲーム「GREE」を運営。ゲームを通じたアイテム課金が収益源となっていますが、従来の拡大路線を見直ししています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年度のモバイル業界の業界規模は、およそ1兆613億円となっています。平成22年頃からのスマートフォンの急速な普及に合わせて、拡大を続けています。高速通信が可能となり、ゲームやアプリに加えて、ネットショッピング分野も成長を続けています。しかし、急速な発展を続けるモバイル業界は、ここ数年で売上高順位の入れ替わりが激しさを増しています。トレンド変化が激しく、爆発的なヒットも生まれますが、飽きられるのも早いのが特徴です。常に話題性のあるサービスを投入し続ける企業努力とスピードが求められます。

ここまでコロプラについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�