ワイヤレスゲートの企業研究

今回ご紹介するのは、「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX2+」や「ワイヤレスゲートSIM」等のサービス提供で有名な、ワイヤレスゲートです。

この記事を読んでいる方の中には、ワイヤレスゲートへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ワイヤレスゲートの経営理念や同じネットサービス事業業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるネットサービス事業会社の中で、なぜワイヤレスゲートなのか？」という質問への対策を考えましょう。

ワイヤレスゲートについて深く知るために、まずはワイヤレスゲートの経営理念を確認しましょう。そこからワイヤレスゲートが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ワイヤレスゲートの企業理念は、以下の通り。
ワイヤレス・ブロードバンドサービスを通じて、より創造性あふれる社会の実現を目指します
（株式会社ワイヤレスゲート　トップメッセージより引用）

ここから分かるポイントは、「先進性」「創造性」「挑戦」「貢献」の4点。
ワイヤレスゲートの社員として、顧客のために、簡単で使い勝手が良く、割安な高速ワイヤレス通信サービスが利用できる環境づくりに努めること。会社の目標を達成するために、常に先進的な仕事にチャレンジし続けることで、豊かな社会創りにも貢献していく。このような志を持った人物を、ワイヤレスゲートは求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。
・チームとしてどのような目標を、どのようにたてたか
・目標達成のために、個人としてどのような役割を果たしたか
・目標達成の途中で、どのような挫折を経験したか、また、それをどのように乗り越えたか
・以上のような経験を仕事や社会で、どのように活かすことができるか


次に、ネットサービス事業業界におけるワイヤレスゲートと競合会社と比較してみましょう。
ワイヤレスゲートの競合会社と言えば、日本通信が思い浮かびます。
ワイヤレスゲートと日本通信は、どのように違うのでしょうか？

はじめに事業内容について見てみましょう。
ワイヤレスゲートは、ワイヤレス・ブロードバンド関連事業を展開しています。公衆無線LAN事業者のWi-Fiスポットや、通信事業者の通信網を活用し、ユーザのニーズに応じた無線通信サービスを家電量販店や携帯電話販売店等を通じて提供。
主な事業である個人向けの「ワイヤレス・ブロードバンド事業」では、月額有料会員の利用料収入が継続的・安定的に発生するため、会員数が増えれば増えるほど収益が拡大するストック型の課金モデルとなっており、同グループの大きな強みとなっています。
また、同グループでは法人向けに「ワイヤレス・ビジネスドメイン事業」も行っています。
そんな同グループは、さらなる成長に向けて無線データ通信市場や関連性のある事業領域で新規事業を立ち上げる他、販売チャネルの拡充に取り組むとともに、有能な人材の獲得と育成や教育研修制度の拡充にも注力していくようです。
対する日本通信は、ＭＶＮＯ事業モデルの提唱者で、ＭＶＮＯ事業のパイオニ アとして知られています。「日本事業」「米国事業」が主な事業。
携帯電話事業者のモバイル通信ネットワークを使い、同社グループ開発のサービスと合せて、セキュアなネットワークやデュアル・ネットワーク製品、ネットワークを End to Endで保守するための機器監視サービス等、多様なソリュ－ションを提供しています。
現在、同社は、ＭＶＮＯ業界の次なる飛躍のドライバーとなる新事業戦略を推進しており、これらのソリューションをＭＶＮＯ、システムインテグレーター、メーカーや金融機関等に提供することで、通信サービスの低廉化・多様化にも貢献するＭＶＮＯ事業モデルの実現に取り組んでいます。

次に財務状況を見てみましょう。
平成27年12月期における売上高は、ワイヤレスゲートが連結113億1,187万円であるのに対し、日本通信は41億900万円とワイヤレスゲートの半分以下の規模に。
一方で営業利益については、ワイヤレスゲートが連結10億6,533万円 のところ、日本通信は19億9,700万円の営業損益となっています。
当期会計年度におけるワイヤレスゲートは、主な事業である「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」サービスが順調に推移したことで増収となっている他、 Wi-Fiインフラ事業も売上高の増加に貢献。これらの増収に伴い営業利益、経常利益ともに増益を達成し、4期連続の増収増益となっています。

また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成27年6月、総務省が公表した「2020年代に向けたワイヤレスブロードバンド戦略」によると、 現在、電波政策の主な課題として挙げられているのは、「移動通信用周波数の確保」「第5世代移動通信システム（5Ｇ）の早期実現」「2020年東京オリンピック・パラリンピック対応」「電波利用料制度の見直し」。
中でも、東京オリンピック・パラリンピックは世界中から注目される機会となるため、5Ｇ実現を見せる場として活用することが何よりも重要と考えられています。そのため5Ｇの研究開発として、「大容量化」、「高速化」、「周波数有効利用」の3つを厳選して研究開発を行い、初年度となる平成27年度は約18億円が投入されるプロジェクトが始動しています。

��こまでワイヤレスゲートについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。