ミニストップの企業研究

今回ご紹介するのは、ベルギーチョコパフェで有名なミニストップ株式会社。

この記事を読んでいる方の中には、ミニストップ株式会社への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ミニストップ株式会社の経営理念や同じコンビニ業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるコンビニ会社の中で、なぜミニストップ株式会社なのか？」という質問への対策を考えましょう。


ミニストップ株式会社について深く知るために、まずはミニストップ株式会社の経営理念を確認しましょう。そこからミニストップ株式会社が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ミニストップ株式会社の企業理念は、以下の通り。
『コンビニエンスストアはお客さまのくらしに密着した業態です。私たちは日々ご利用いただくお客さまに「おいしさ」と「便利さ」を提供し続け、毎日のくらしを笑顔あふれるものにしていきたいと考えています。オリジナリティあふれる商品やサービスで「ミニストップらしい」ミニストップだけの価値を追求し続けています。』
（ミニストップ株式会社 新卒採用ページより引用）

ここから分かるポイントは、「社会貢献」「オリジナリティ」「成長」の3点。 顧客の生活に密着したサービスを提供することで、社会に貢献すること。オリジナリティのある商品を創り出すこと。質の高いサービスを追求することで、企業として成長していくこと。ミニストップ株式会社は、このようなビジョンを持った人材を求めているのです。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• ミニストップの企業理念に対する理解と共感
• 独自の発想力を生かして目標を達成した経験
• 目標達成のために、個人としてチームに貢献した経験
• 目標達成のために、個人として成長し続ける姿勢

次に、コンビニ業界におけるミニストップ株式会社と競合会社と比較してみましょう。
ミニストップ株式会社の競合といえば、スリーエフ株式会社が挙げられます。
ミニストップ株式会社とスリーエフ株式会社はどのように違うのでしょうか。

まず、両者の事業内容を見てみましょう。
ミニストップ株式会社は、イオングループ傘下でコンビニエンスストアを展開している会社です。コンビニエンスストアと店内加工ファストフードを融合させた、業界で唯一の「コンボストア」という独自の店舗スタイルを持ち、ソフトクリームなどのオリジナルスイーツ、店内でドリップしたコーヒー、手づくりおにぎりなどを提供しています。
スリーエフ株式会社は、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の首都圏において支持率ナンバー１の『地域一番店』を目指して、コンビニエンスストアを展開しています。ファストフードの強化のためにgooz(グーツ）という形態を導入し、おにぎりやお弁当、パンや惣菜、コーヒーなどの様々なファストフード商品を店内調理で提供しています。オフィス立地だけでなく、高速道路のパーキングエリアなどにも出店を進めています。

次に、財務状況を見てみましょう。
ミニストップ株式会社の平成26年2月期の売上高は146,075百万円なのに対し、スリーエフ株式会社は22,434百万円であり、ミニストップが大きく上回っていると言えるでしょう。
一方、営業利益では、ミニストップが4,639百万円で営業利益率が3.2%なのに対して、スリーエフは168百万円で0.8%です。この点でも、ミニストップが大きく上回っていると言えるでしょう。
ミニストップの売上高はコンビニ業界で4位の位置にあり、5位のスリーエフを大きく上回ってはいますが、3位のファミリーマートの売上高は345,603百万円となっており、ミニストップを大きく上回っています。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの業界上位3社との差が大きく開いてしまっている点が、今後の課題と言えるでしょう。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
コンビニ業界では、売上高で上位3位を占めるセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3社と、4位以下のコンビニの業績に格差が目立っているのが現状です。ミニストップも売上高や出店数が伸び悩んでいる傾向が見られます。
事業内容では、コンビニ各社はプライベートブランド商品を強化する傾向にあります。プライベートブランド商品は安価で高い利益率を出せるのが利点で、お菓子やデザート、惣菜など幅広い商品が展開されています。
これまでコンビニ業界の規模は拡大を続けてきましたが、近年の国内のコンビニ市場は飽和状態にあり、新規出店の余地が少なくなっています。この状況を打開するため、コンビニ業界は海外展開を進めています。経済成長が期待される東南アジアを中心に、今後さらに海外での出店が増えていくものと見られています。

ここまでミニストップ株式会社についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ�