旭硝子の企業研究
ASAHI GLASS CO., LTD.
はじめに
この記事を読んでいる方の中には、旭硝子株式会社への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか?」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
(1)会社概要 (2)「企業」を知る (3)「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。
会社概要(平成27年2月25日現在)
商号 | 旭硝子株式会社 (ASAHI GLASS CO., LTD.) |
---|---|
発足 | 1950年6月1日 |
代表者 | 石村 和彦 西見 有二 |
従業員数 | 6,132人(平成26年12月31日現在) |
本社 | 東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 |
売上高 | 13,483億円(平成26年12月期) |
一人当たり売上高 | およそ2.19億円(平成26年12月期) |
営業利益 | 621億円(平成26年12月期) |
初任給 | 205,000円(平成26年実績) |
平均年収 | 8,023,638円 (平成25年12月31日実績) |
「企業」を知る。志望理由でライバルとの差を付けよう!
旭硝子株式会社について深く知るために、まずは旭硝子株式会社の経営理念を確認しましょう。そこから旭硝子株式会社が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。
旭硝子株式会社の企業理念は、以下の通り。
『“Look Beyond.”将来を見据え、自らの領域を超えた視点を持ち、現状に満足せず飽くなき革新を追及し、グループ全体が持つ大きな潜在力を発揮し、世界に価値を創造し続けます。』
(旭硝子 Our Visionページより引用)
ここから分かるポイントは、「先見性」「革新・卓越」「挑戦」 の3点。
将来の変化を予測し、潜在的・ 将来的なお客様のニーズに応える。固定概念にとらわれない斬新な発想で、より良い技術や製品・サービスを追及する。「易きになじまず、難きにつく」の精神で挑戦し続ける。こうした大きなビジョンを持った人材を、旭硝子は求めているのです。
ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
- 将来を予測して行動するために、どんな努力をしているか
- 革新的なアイデアを生みだすために、どんなことを意識しているか
- 困難な挑戦に立ち向かうために、組織としてどんなことを心がけるべきか
次に、ガラス業界における旭硝子株式会社と競合会社と比較してみましょう。
旭硝子株式会社の競合といえば、日本板硝子株式会社が挙げられます。
旭硝子株式会社と日本板硝子株式会社はどのように違うのでしょうか。
まずは旭硝子と日本板硝子の財務状況を見てみましょう。
旭硝子の2014年1月から2014年12月末までの営業収入(売上高)が13,483億円であるのに対し、日本板硝子の2013年4月から2014年3月末までの営業収入(売上高)6,060億円です。 一方で営業利益は、旭硝子が621億円のところ、日本板硝子は7億円です。売上高、営業利益ともに、旭硝子が圧倒的な差をつけて上回っています。
次に事業内容を見てみましょう。
旭硝子は、国内のガラス業界でトップの売上高を誇り、全体の約半分のシェアを占めています。規模が非常に大きく、世界でもトップクラスに入るほどです。それ以外にもディスプレイ事業、化学事業、エレクトロニクス事業なども手掛けており、先端分野・成長分野へと活動領域を拡大しています。また、省エネ性能の高い窓ガラス、紫外線カットにより皮膚がんの予防につながる自動車用ガラス、地球温暖化問題に対応した空調用冷媒、水道水の殺菌に使われる次亜塩素酸ソーダなど、環境問題へ配慮した製品や・社会ニーズに応える製品を生み出していることも特徴です。
一方日本板硝子は、2006年に英国大手ガラスメーカー、ピルキントン社を買収し、NSGグループとして板ガラス分野でのグローバルな運営体制をスタートさせました。主に、建築用ガラス事業、自動車ガラス事業、高機能ガラス事業の3つの部門に分かれ、世界に展開する事業を行っています。実質地域別売上ウエイトを見ると、4分の3以上が海外であり、グローバル展開が着々と進んでいる様子が窺えます。なお、日本板硝子は、2014年5月に、企業の進むべき方向として、高付加価値ガラス企業「VAガラスカンパニー」に変容・変革することを長期戦略ビジョンとして設定しました。ガラス市場における成長性ある分野である高付加価値ガラスに焦点を当てたことで、今後どのように成長していくのか楽しみな企業です。
>>ログインして日本板硝子の記事を見る
また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成19年までのガラス業界は、世界的な自動車向け、建築向け、薄型テレビ向けのガラスの需要の伸びにより、拡大を続けていました。しかし、金融危機をきっかけに自動車販売数は低下し、建築用ガラスや薄型テレビの需要も減少しました。そして、それらの影響を受けた、ガラスメーカーの業績も悪化したのです。
金融危機以降の数年間は、業界規模は落ち込んでいましたが、平成25年に入ってようやく回復の兆しが見え始めました。自動車向け、建築向けのガラス需要が伸び始めるのと同時に、スマートフォンやタブレット端末向けガラスの需要が拡大し始めたのです。スマートフォンやタブレット利用者の急増が、ガラス業界の伸びに貢献したと言えるでしょう。
また、旭硝子や日本板硝子などが手掛ける『エコガラス』も注目を浴びています。『エコガラス』は断熱・遮熱効果が高く、冷暖房効率の良さや、Co2排出量を削減する効果があるとされ、地球環境に配慮した製品です。従来のガラス事業の継続だけでなく、新たな付加価値を持つガラスを開発できるかどうかが、今後の業界の伸びを大きく左右すると言えるでしょう。
「採用情報」を知る。過去の選考をチェックしよう!
ここまで旭硝子株式会社についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。
・AGC旭硝子,http://www.agc.com/index2.html,平成27年2月25日DL.
・旭硝子 年収:802万円-年収ラボ,http://nensyu-labo.com/kigyou_asahi_garasu.htm,平成27年2月25日DL.
・ガラス業界のシェア・ランキングなどを研究-業界動向サーチ,http://gyokai-search.com/3-garasu.htm,平成27年2月25日DL.
・旭硝子の内定者による選考情報 - みん就(みんなの就職活動日記),http://www.nikki.ne.jp/?action=bbs&subaction=naiteinikki_view&pid=5201&grad_yyyy=2015,平成27年2月25日DL.
・日本板硝子株式会社,http://www.nsg.co.jp/,平成27年2月25日DL.
・旭硝子 年収:802万円-年収ラボ,http://nensyu-labo.com/kigyou_asahi_garasu.htm,平成27年2月25日DL.
・ガラス業界のシェア・ランキングなどを研究-業界動向サーチ,http://gyokai-search.com/3-garasu.htm,平成27年2月25日DL.
・旭硝子の内定者による選考情報 - みん就(みんなの就職活動日記),http://www.nikki.ne.jp/?action=bbs&subaction=naiteinikki_view&pid=5201&grad_yyyy=2015,平成27年2月25日DL.
・日本板硝子株式会社,http://www.nsg.co.jp/,平成27年2月25日DL.
※本サイトに掲載している企業は、iroots利用企業とは一切関連がございませんのでご注意ください。また、掲載情報は、各企業のコーポレートサイト等広く一般的に周知がなされている事項に加え、就活生から得た情報を元に、当社学生ライターが中心に独自にコンテンツ化したものです。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
Copyright © 2024 en-japan inc. All Rights Reserved.