【企業研究】株式会社シードの会社概要・競合他社・年収・選考情報まとめ

今回ご紹介するのは、「連続増益企業ランキングトップ200 」（東洋経済オンライン調べ）で第46位に輝いた、シードです。

この記事を読んでいる方の中には、シードへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、シードの経営理念や同じコンタクトレンズ業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるコンタクトレンズ会社の中で、なぜシードなのか？」という質問への対策を考えましょう。


シードについて深く知るために、まずはシードの経営理念を確認しましょう。そこからシードが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

シードの企業理念は、以下の通り。
『多くの人々の健康と幸せのために、より安全で高品質なアイケア製品の提供を通して社会に貢献する』
（SEED　経営理念ページより引用）

ここから分かるポイントは、「好奇心」「チャレンジ」「社会貢献」の3点。
シードの社員として、顧客のために最先端の高い技術が提供できるよう、挑戦し続けること。新しい市場ニーズの創造に取り組むことで、会社のさらなる発展を目指すとともに、社会の人々の幸せにも貢献していく。シードは、このような志しを持った人材を求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 個人としてどのような目標を立てたか
• 目標達成の過程で経験した挫折をどのように乗り越えたか
• 挫折や失敗によって、自分の考え方がどのように変わったか
• 自分自身が変わったことで、会社の仕事や社会に対してどのように貢献できるか

次に、コンタクトレンズ業界におけるシードと競合会社と比較してみましょう。
シードの競合会社といえば、メニコンが思い浮かぶでしょう。
シードとメニコンは、どのように違うのでしょうか？

まずは財務状況から見てみましょう。
平成25年度の売上高は、シードが連結で150億3,887万円であるのに対し、メニコンは405億9,800万円と大きく上回る結果に。
営業利益でも、シードが連結で9億6,910万円のところ、メニコンは22億8,800万円と圧倒的な強さを見せています。

次に今後の戦略を見てみましょう。
日本のコンタクトレンズメーカー大手は、東南アジア市場への進出を加速中。人口減少や市場が既に飽和状態にある国内を見据えると、今後の業績をさらに伸ばすためには、海外のシェアを獲得するしかない状況にあるようです。
そのような状況の中で、シードは平成23年10月にマレーシア、インドネシア、フィリピンへの販売拠点となる子会社をシンガポールで設立。さらに平成25年７月には、東南アジアと中国における需要拡大への対応策として、主力の埼玉工場を増強しています。
シードは、各国の眼鏡販売店や病院で販売と啓蒙活動を行い、平成27年に海外の出荷額ベースで20億円を目指しています。
対するメニコンは、平成25年11月に海外初の会員制販売をシンガポールで開始し、直営店舗も合わせてオープン。コンタクトレンズの会員制販売、および「Miru」ブランドとその直営店で、日本国内で提供しているレベルのサービスを行っていきます。平成32年の海外売上比率30％が目標。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
今後の日本における人口減少は否めず、コンタクトレンズ業界は、市場の縮小や構造変化が予想されます。眼鏡業界も、均一価格販売などの低価格化による価格競争が激化をしており、市況環境は厳しい状況に。
さらにコンタクトレンズ・ケア用品事業は、高度管理医療機器、医薬部外品に該当し、薬事法等の規制を受けており、平成25年11月に改正された薬事法が施行されるため、規則の内容によっては、コンタクトレンズメーカーの経営や財政状態に多大な影響を与える可能性があります。

ここまでシードについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選考�