モブキャストの企業研究

今回ご紹介するのは、「3期連続増益ランキング」トップ200（東洋経済調べ）で第22位に輝いた、モブキャストです。

この記事を読んでいる方の中には、モブキャストへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、モブキャストの経営理念や同じモバイル業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるモバイル会社の中で、なぜモブキャストなのか？」という質問への対策を考えましょう。


モブキャストについて深く知るために、まずはモブキャストの経営理念を確認しましょう。そこからモブキャストが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

モブキャストの企業理念は、以下の通り。
『エンターテインメントコンテンツを通して、世界中の人々の毎日をちょっぴり楽しくする!!』
（モブキャスト　企業理念ページより引用）

ここから分かるポイントは、娯楽を楽しむ時間のない人が気軽に遊ぶことができ、日々の生活をちょっぴり楽しくできるコンテンツを創造し、世界中の大人から子どもまで全ての人々が安心して楽しめるサービスを提供できる存在でありたいという志です。
モブキャストでは、志を実現するために、「知＝自ら考え、判断し、責任ある行動を取れる人」「仁＝お客様、取引先、同僚、部下、上司を深く知り、思いやりを持てる人」「勇＝チャレンジし続ける強い心を持てる人」という人材要件を掲げています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• モブキャストを通して、社会に成し遂げたいこと
• 自ら課題を見出し、主体的に行動し、何かを成し遂げた経験
• 年齢、経験などが異なる多種多様なチームで、共に成長した経験
• 現状に満足することなく、新たな領域にチャレンジした経験

次に、モバイル業界におけるモブキャストと競合会社と比較してみましょう。
今回は、パピレスと比較してみましょう。

まずは財務状況を見ていきましょう。平成26年度のモブキャストの売上高は、38億円。平成25年度の売上高から、減少傾向にある点が気になります。対して、パビレスは単体で69億円となり、モブキャストの2倍の売上高規模となっていますが、従業員数はモブキャストの半分です。モブキャストの平均年収は580万円、パピレスの平均年収は463万円。総体的に両社を比較すると、モブキャストの給与水準が高く設定されていることがわかります。

続いて、事業内容を見ていきましょう。モブキャストは、スポーツに特化したSNS「モブキャスト」を主軸にした、ソーシャルゲームを展開しています。スポーツ予想や実況中継配信も手がけます。対して、パピレスは、富士通の社外ベンチャーとして誕生しました。電子書籍販売、配信のリーディングカンパニーとして活躍しており、電子貸本を展開しています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年度のモバイル業界の業界規模は、およそ1兆613億円。平成22年頃からのスマートフォンの急速な普及に伴い、モバイル業界も拡大を続けています。さらに、モバイルでの高速通信が可能となり、ゲームやアプリに加えて、ネットショッピング分野も成長分野と考えれています。しかし、注意すべき点は、モバイル業界の急速な成長の背景で、売上高順位の入れ替わりが激しさを増しています。爆発的なヒットも生まれる反面、飽きられやすく、トレンド変化が激しいのが特徴です。

ここまでモブキャストについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 し