常陽銀行の企業研究

今回ご紹介するのは、水戸市に本店を置き国内に179店舗、海外に上海・シンガポール駐在員事務所を有し、お客様目線で総合金融サービスを提供していることで有名な常陽銀行です。

この記事を読んでいる方の中には、常陽銀行への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、常陽銀行の経営理念や同じ金融業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある金融会社の中で、なぜ常陽銀行なのか？」という質問への対策を考えましょう。


常陽銀行について深く知るために、まずは常陽銀行の経営理念を確認しましょう。そこから常陽銀行が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

常陽銀行の企業理念は、以下の通り。
『健全、協創、地域と共に』
（『経営理念・経営方針：常陽銀行』より引用）

ここから分かるポイントは、地域金融機関として、お客様のため、地域のために何ができるのか、懸命に考え実践してまいりますという点。
具体的には、堅実な営業、健全な経営を行い、顧客・地域・株主と共に価値ある事業を創造していくことにより、地域社会・地域経済の発展に貢献するということです。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 「お客様中心主義」に 共鳴。
• 最適な金融サービスの創出。
• 地元のために様々な貢献ができるという意気ごみ。
• お客様と信頼関係を構築するという強い意欲。

　
次に、金融業界における常陽銀行と競合会社と比較してみましょう。
常陽銀行の競合といえば、足利銀行が挙げられます。
常陽銀行と足利銀行はどのように違うのでしょうか。

常陽銀行の売上高は1,591億7千9百万円、足利銀行は1,049億9千万円です。常陽銀行の経常利益が413億2千万円なのに対して、足利銀行の経常利益は354億2千5百万円です。これは、常陽銀行の従業員数が足利銀行より約700人多いので、人件費が経常利益に影響を与えていると考えられます。どちらも働きやすい職場として捉えられていますが、足利銀行の平成27年度新卒採用予定数76人と比べて常陽銀行は215人です。139人も採用予定者が多いので、足利銀行と比べると常陽銀行はより入社しやすい銀行だと言えるでしょう。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
金融業界の平成25-26年の業界規模（主要対象企業193社の売上高計）は49兆4,890億円となっています。平成17年から19年までは増加傾向で推移。19年から21年にかけて減少となり21年から25にかけて再び増加傾向に転じています。平成25年の金融業界は、消費者金融分野では横ばい、銀行、証券、損害保険、クレジットカード分野で増加傾向を記録しています。業界規模は、世界経済の回復に伴い25年には再び増加に転じ、同年の銀行業界はメガバンクを中心に堅実な推移を見せています。

ここまで常陽銀行についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�