インフォマートの企業研究

今回ご紹介するのは、「3期連続増益企業ランキング」トップ200で第1位に輝いた、インフォマートです。

この記事を読んでいる方の中には、インフォマートへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、インフォマートの経営理念や同じIT業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるIT会社の中で、なぜインフォマートなのか？」という質問への対策を考えましょう。

インフォマートについて深く知るために、まずはインフォマートの経営理念を確認しましょう。そこからインフォマートが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

インフォマートの企業理念は、以下の通り。
『世の中の役に立ち、世の中に必要とされ、世の中に喜んでいただける事業を通じ、お客さまと共に会社も個人も成長し続け、社会に貢献していきます。』（インフォマート　経営理念ページより引用）
ここから分かるポイントは、テクノロジー集団として、グローバルなB to Bプラットフォームの提供を通して、社会の発展に貢献していこうという志です。
インフォマートでは、ビジネスマンの理想像やあるべき姿は、時代の要求と共に変化していく必要があると考えています。
そのため、「時代の要請を捉え、または先読みして、成長・変化していくハートと行動力を持った、成長し続ける人」を求めています。
以上を前提として、「人との繋がりを大切にできる人」「困難を楽しめる人」「いつだって本気の人」といったキーワードも合わせて掲げています。
ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• インフォマートを通して、社会の発展のために成し遂げたいこと
• 変化を恐れず、困難を楽しみ、新たな領域にチャレンジした経験
• 世の中の課題を自ら見出し、主体的に行動した経験
• 多種多様な人間が集まるチームにおいて、共に成長した経験

次に、IT業界におけるインフォマートと競合会社と比較してみましょう。
今回は、アウンコンサルティングと比較してみたいと思います。両社の間には、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
平成25年度のインフォマートの売上高は43億円となっています。
対して、アウンコンサルティングの平成26年の売上高は16億円となっています。
従業員数と一人あたりの売上高を見ていくと、インフォマートは267人で、一人あたりの売上高は16百万円。
対してアウンコンサルティングの従業員数は81人となり、一人あたりの売上高は20百万円となり、社員の会社への貢献度としてはほぼ同規模となると考えられます。

続いて事業内容を見ていきましょう。
インフォマートは、テクノロジー集団として、ネットを活用したフード業界向けASP受発注システムと、商談システム、規格書サービス等を提供しています。
対して、アウンコンサルティングは、パソコン、モバイル向けのインターネット検索エンジンの最適化を促進するコンサルティング事業を主力に展開しています。付随業務として、サイト制作業務も行っています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年のIT業界の業界規模は、6兆0030億円となっています。
リーマンショックや東日本大震災などの影響で景気が低迷したことにより、長期にわたってIT投資を先送りしていた企業。
昨今は、景気回復によって、再び投資を再開する企業が増え、IT業界も増加傾向にあります。
参入がしやすいIT業界には、大手企業の子会社として活躍する企業が多く、そうした企業の多くは強固な経営基盤のもと、躍進しています。
近年の動向としては、クラウドコンピューティングやビッグデータの活用などに注目が集まっており、こうした傾向に伴うITサービスの需要も高まっています。
将来的には、国内のIT需要は停滞傾向にあると考えられており、各社は海外企業の買収や提携を通して、海外市場への進出を模索しています。

ここまでインフォマートについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。