日本電気（NEC）の企業研究

今回ご紹介するのは、バリュースターなどで有名な日本電気株式会社。

この記事を読んでいる方の中には、日本電気株式会社への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、日本電気株式会社の経営理念や同じ電機業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある電機会社の中で、なぜ日本電気株式会社なのか？」という質問への対策を考えましょう。


日本電気株式会社について深く知るために、まずは日本電気株式会社の経営理念を確認しましょう。そこから日本電気株式会社が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

日本電気株式会社の企業理念は、以下の通り。
『NECはC&Cをとおして、
世界の人々が相互に理解を深め、
人間性を十分に発揮する
豊かな社会の実現に貢献します。』
（NECグループ企業理念より引用）

ここから分かるポイントは、①C&Cを通して世界の人々が相互理解を深める、②人間性を十分に発揮、③豊かな社会の実現に貢献、の3点。
C&CとはIT業界で重要なコンピューターならびに通信を統合した総合的情報技術の事を言います。C&Cによって世界は大きく変化をしました。この総合的情報技術を通す事で日本人同士だけでは無く、外国の人ともコミュニケーションを簡単に取れるようになっています。その過程の中で相互理解が果たせる事を目的にしています。機械とは違い人間は感情を持っています。人間性を失う事無く、豊かな社会を目指す事を大切にしているのが日本電気株式会社です。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 有言実行の行動力
• 臨機応変に対応する力
• 新しいことへの挑戦心

次に、電機業界における日本電気株式会社と競合会社と比較してみましょう。
日本電気株式会社の競合といえば、シャープやJAXAが挙げられます。
日本電気株式会社とシャープはどのように違うのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
2014年3月31日終了時点で、日本電気株式会社の売上高は3,043,114 百万円となっています。競合会社はシャープですが、売上高を見ると2兆9271円です。売上高では日本電気株式会社がリードしているようです。売上高シェアは、日本電気株式会社は3.8％。シャープは3.6％です。0.2％という僅差となっています。

日本電気株式会社の事業別売上高を見るとシステムプラットフォーム分野と、パブリックの比率が高いです。シャープは健康、環境、ビジネスソリューション、電子デバイスが、前年比よりプラス成長をしています。デジタル情報家電の営業利益は8.8倍であり液晶も2.4倍で業績をアップさせています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
電気機器業界は、家電や重電、時計やOA機器、半導体に分かれます。
平成25年では前年比で業界規模は増加傾向にあります。家電分野では特に顕著で景気や消費が回復しました。各社、回復傾向にあります。事業の売却やリストラの実行により経営改善を成功させています。ソニー以外の主要企業は黒字転換です。日本電気株式会社も良い影響を受けているようです。

ここまで日本電気株式会社についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。