JBCCホールディングスの企業研究

今回ご紹介するのは、「3期連続増益企業ランキングトップ200」（東洋経済オンライン調べ）において第8位に輝いた、JBCCホールディングス。

この記事を読んでいる方の中には、JBCCホールディングスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、JBCCホールディングスの経営理念や同じIT・情報処理業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるIT・情報処理会社の中で、なぜJBCCホールディングスなのか？」という質問への対策を考えましょう。


JBCCホールディングスについて深く知るために、まずはJBCCホールディングスの経営理念を確認しましょう。そこからJBCCホールディングスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

JBCCホールディングスの企業理念は、以下の通り。
『社会、お客様、株主、社員と感動を共有し、
信頼されるグローバルなベスト・サービスカンパニーを目指します。』
（JBCCホールディングス　企業理念より引用）

ここから分かるポイントは、「自立」「挑戦」「貢献」の3点。
JBCCホールディングスの社員として、自ら考えて行動に移す実行力を備えること。ITの知識がなくても、自ら成長するよう努め、未知の分野にも前向きに挑戦していく。その結果、顧客や社会に感動を与え、信頼を得ることができる仕事をする。そして、JBCCホールディングス発展、さらには社会に対しても貢献する、このような志を持った人材をJBCCホールディングスは求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• チームとしてどのような目標をどのように立てたか
• 目標達成のためにチームとしてどのようなことをしたか
• 目標達成のために個人としてどのような壁を乗り越えたか
• 以上のような経験から学んだこと、そしてそれを会社や社会のためにどのように活かせるか

次に、IT・情報処理業界におけるJBCCホールディングスと競合会社と比較してみましょう。
JBCCホールディングスの競合といえば、ネットワンシステムズが挙げられます。
JBCCホールディングスとネットワンシステムズはどのように違うのでしょうか。

JBCCホールディングスを持株会社とするJBグループは、16社の事業会社と4つの事業分野で構成されており、顧客の経営課題を解決するために、コンサルティングからシステムの企画・構築、保守サービスまで、総合的なITサービスを全国で展開しています。
近年は海外進出も積極的に進め、中国・タイ・シンガポールに営業拠点を設置したり、現地IT企業とパートナーシップを締結する等、ビジネスを拡大中。

一方のネットワンシステムズは昭和63年の創業以来、一貫してネットワーク基盤の設計・構築・運用に強みをもつ企業で、ネットワーク専業では首位。シスコシステムズ社製品の取扱いでは、国内屈指の実績があります。近年は、セキュリティコンサルティング、ユニファイドコミュニケーション、サーバー、ストレージとICTプラットフォーム全体の設計・構築・運用にも注力しています。

次に財務状況を見てみましょう。
平成26年度における情報処理サービス業界売上ランキング（年収ラボ調べ）では、JBCCホールディングスが936億円で第12位、ネットワンシステムズは1424億円で第10位にランクインしています。
企業の儲けを示す経常利益は、JBCCホールディングスが売上を伸ばしているものの9.6億円と前年度より減少。ネットワンシステムズも同様に売上増の結果とは裏腹に、経常利益35億円と前年を大きく下回る結果となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成26年度は、消費税増税による駆け込み需要の反動、さらに円安による原材料価格上昇等が要因で縮小消費という傾向があったものの、全体としては回復基調に。
国内企業のIT投資については、景気回復の期待感から、公共や金融でのシステム再構築や統合等の投資が上昇傾向にありますが、中堅中小企業では依然慎重に経済状況を見極める姿勢が続いています。

ここまでJBCCホールディングスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう