ショーボンドホールディングスの企業研究

今回ご紹介するのは、「平均年収ランキング」（ユーレット調べ）で第56位に輝いた、ショーボンドホールディングス。

この記事を読んでいる方の中には、ショーボンドホールディングスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ショーボンドホールディングスの経営理念や同じ土木業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある土木会社の中で、なぜショーボンドホールディングスなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ショーボンドホールディングスについて深く知るために、まずはショーボンドホールディングスの経営理念を確認しましょう。そこからショーボンドホールディングスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ショーボンドホールディングスの企業理念は、以下の通り。
『社会資本を良好な状態で次世代に引継ぐこと』
（ショーボンドホールディングス　トップメッセージページより引用）

ここからわかるポイントは、社会インフラ分野のコンクリート構造物の総合メンテナンス事業を通して、豊かで安全な社会の実現に貢献しようという志です。ちなみに、ショーボンド建設では、「フットワークよく物事に取り組める人」「向上心を持ち、目標達成に向けて最後までやりとげることができる人」「スピード感を持って、機敏に行動できる人」を求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• ショーボンドホールディングスを通して、成し遂げたいこと
• 豊かで安全な社会の実現のために活かせる、あなたの個性や経験
• 既存の状況に満足せず、成長意欲を持って、新たな領域にチャレンジした経験

次に、土木業界におけるショーボンドホールディングスと競合会社と比較してみましょう。
ショーボンドホールディングスの競合といえば、不動テトラが挙げられます。
ショーボンドホールディングスと不動テトラはどのように違うのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
平成26年度のショーボンドホールディングスの売上高は、495億円。対して、不動テトラの売上高は582億円となっています。従業員数を見ていきましょう。ショーボンドホールディングスは、733人、対して、不動テトラは862人となっており、両社はほぼ規模としては同等だと考えていいでしょう。

しかしながら、事業内容は異なります。
ショーボンドホールディングスは、橋梁、ビルなどコンクリート構造物補修の先駆けとして知られている企業です。自社の研究所による高い技術力を強みとし、補修材料販売も手がけています。対して不動テトラは、新日鐵住金を主要株主にかまえ、強固な経営基盤を築いています。主要事業となるのは、海上土木事業と地盤改良事業。独自工法に強みを発揮しています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年の土木業界の業界規模は、2兆1238億円となっています。平成20年の世界的な金融危機の影響によって、民間設備投資が減少、さらには原材料価格が不安定となり、土木業界にとっては厳しい時代が続きました。しかしながら平成23年以降は、東日本大震災の復興需要もあり、緩やかな回復を見せています。また、アベノミクス効果による景気回復によって、公共工事や民間設備投資が増えたことも追い風となっています。このように国の政策によって、業界動向が大きく左右することがわかります。さらには、2020年の東京五輪開催が決定したこともあり、首都圏を中心としたインフラ整備が今後いっそう加速すると考えられ、成長が見込まれています。

ここまでショーボンドホールディングスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行ってい�