ダイビルの企業研究

今回ご紹介するのは、「平均年収ランキング」（ユーレット調べ）で第99位に輝いた、ダイビル。

この記事を読んでいる方の中には、ダイビルへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ダイビルの経営理念や同じ不動産業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある不動産会社の中で、なぜダイビルなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ダイビルについて深く知るために、まずはダイビルの経営理念を確認しましょう。そこからダイビルが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ダイビルの企業理念は、以下の通り。
『1．顧客の信頼と愛着をかち得るオフィス空間と環境を提供します。
2．顧客とともに企業価値を高めます。
3．美しい都市景観と品格ある空間を創出します。』
（ダイビル ミッションステートメントページより引用）

ここからわかるポイントは、日本のオフィスビル事業のパイオニアとして、ビルを造り、街を創り、時代を拓くことで成長していこうという志です。そのため、ダイビルでは、求める人物像として、「果敢にチャレンジする行動力を持った人材」「相手の立場になって考えられる柔軟な思考力を持った人材」といったキーワードを掲げています。さらには、成長するアジア市場への展開を強化するため「語学力に長けた人材」も求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• ダイビルを通して、社会に成し遂げたいこと
• 既存の状況に満足することなく、新たな領域にチャレンジした経
• 異なる年齢や個性を持った人が集まるチームで、協調性を発揮し、何かを成し遂げた経験
• ダイビルのアジア市場での展開で活かせる、あなたの個性や経験

次に、不動産業界におけるダイビルと競合会社と比較してみましょう。
ダイビルの競合といえば、ファースト住建が挙げられます。
ダイビルとファースト住建はどのように違うのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
平成26年度のダイビルの売上高は、355億円となっています。対して、ファースト住建の売上高は、486億円となっています。ファースト住建の従業員数は単体で304人。対して、ダイビルの単体の従業員数は61名と少数精鋭の組織であることがわかります。

続いて、事業内容を見ていきましょう。
ダイビルは、商船三井グループの一員として、東京・大阪で賃貸オフィスや貸会議室などの管理・運営を手がけています。2015年3月には、大規模オフィスビル「新ダイビル」が竣工予定です。さらに介護付き老人ホーム事業など、時代のトレンドに合った戦略を図っています。対して、ファースト住建は、旧飯田建設の加古川支店がのれん分けして誕生した会社です。兵庫県尼崎市に本社をかまえ、兵庫・大阪地域を中心に戸建分譲事業を中心に、マンションや注文住宅まで幅広く取り扱っています。太陽光発電や環境対応型設備を付随するスマートハウス事業も強化し、「住宅のプロフェッショナル」を目指しています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25年から26年の不動産業界の業界規模は、およそ10兆8599億円。不動産業界は、都心部のオフィス需要の増加や郊外型ショッピングモールなどをはじめとする大規模なプロジェクトによって拡大してきましたが、平成20年の世界的な金融危機の影響を受け、大打撃を受けました。しかしながら平成23年以降は、住宅、マンションの売れ行きが好転してきており、さらに、アベノミクス効果による景気回復も追い風となり、業界全体も増加傾向にあります。現在、注目されている分野は、都心部における賃貸用物流施設事業です。アマゾンや楽天といったネット販売会社の成長によって、先進的でより利便性に優れた都内の賃貸用物流施設の需要が急激に拡大しています。

ここまでダイビルについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�