ドイツ証券の企業研究

今回ご紹介するのは、世界最大級の金融機関であるドイツ銀行の在日証券業務拠点であるドイツ証券株式会社。

この記事を読んでいる方の中には、ドイツ証券株式会社への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ドイツ証券株式会社の経営理念や同じ証券業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある証券会社の中で、なぜドイツ証券株式会社なのか？」という質問への対策を考えましょう。


ドイツ証券株式会社について深く知るために、まずはドイツ証券株式会社の経営理念を確認しましょう。そこからドイツ証券株式会社が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ドイツ証券株式会社の企業理念は、以下の通り。
『私たちはチャンスをすばやく察知して、行動を起こします。変化を受け入れ、経験をいかんなく発揮し、目的に向かって迷いなく進む、そのダイナミズムこそ私たちの特長です。』
（ドイツ証券株式会社採用情報ページより引用）

ここから分かるポイントは、「情熱」「精確さ」「自信を持って行動」の3点。
鋭い洞察力と英知を結集することで、実績を積み上げてきました。また、柔軟な発想を持ち、グローバル化が進展するなかで、現状に満足することなく常に挑戦を続けてきました。枠組みにとらわれない、革新的な発想こそが、社会的価値の創出につながると考えています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 状況を分析する力があるか
• チームからの情報に基づいた判断を自ら下すことができるか
• 確信を持って行動できるかどうか

次に、証券業界におけるドイツ証券株式会社と競合会社と比較してみましょう。
ドイツ証券株式会社の競合といえば、ゴールドマン・サックス証券が挙げられます。
ドイツ証券株式会社とゴールドマン・サックス証券はどのように違うのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
ドイツ証券株式会社の財務状況に関しましては非公開 （※社内規定のため）となっており、同じ格付けのゴールドマン・サックス証券と比較はできませんが、ドイツ証券株式会社の金融グループがドイツ最大級の金融グループと同じように、アメリカ合衆国最大級の金融グループがゴールドマン・サックスです。

続いて事業内容を見ていきましょう。
ドイツ証券株式会社は、世界最大級の金融機関であるドイツ銀行の在日証券業務拠点。株式、債券のセールス/トレーディング、資金調達、M&Aなど、事業法人･機関投資家等向けの幅広い証券ビジネスを展開しています。同じく世界最大級のゴールドマン・サックスは投資銀行業務、セールス＆トレーディング業務を中心幅広い金融サービスを提供しております。ゴールドマン・サックスの第3・四半期決算では、純利益は21億4000万ドルと昨年より大幅増に比べドイツ銀行では、純損益は9200万ユーロの赤字と今が踏ん張り時なことがわかります。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年の金融証券業界は、平成23年ごろから再び上昇に転じていて、業績はリーマンショック前まで回復しつつあります。近年株高が追い風になり、売買手数料が増加し証券業界は好調な業績を記録しています。

ここまでドイツ証券株式会社についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう�