T&Dホールディングスの企業研究

今回ご紹介するのは、「平均年収ランキング」（ユーレット調べ）で第60位に輝いた、T&Dホールディングス。

この記事を読んでいる方の中には、T&Dホールディングスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、T&Dホールディングスの経営理念や同じ保険業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある保険会社の中で、なぜT&Dホールディングスなのか？」という質問への対策を考えましょう。


T&Dホールディングスについて深く知るために、まずはT&Dホールディングスの経営理念を確認しましょう。そこからT&Dホールディングスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

T&Dホールディングスの企業理念は、以下の通り。
『Try & Discover（挑戦と発見）による価値の創造を通じて、人と社会に貢献するグループを目指します。』
（T＆Dホールディングス　経営ビジョン・基本方針ページより引用）

ここからわかるポイントは、成長に向けた新たな挑戦と顧客のニーズにマッチした商品・サービスの提供を通じて、顧客満足度トップを目指そうという志です。傘下の太陽生命保険の採用担当者のメッセージによると、「自分の抱く希望を実現していこうとする前向きな姿勢を持つ人」「他の人にはない光輝く個性を持っている人」といった求める人物要件を掲げています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• T&Dホールディングスを通して、成し遂げたいこと
• 既存の状況に満足せず、成長意欲を持って、新たな領域にチャレンジした経験
• 顧客満足度トップを目指すために活かせる、あなたの個性や経験

次に、保険業界におけるT&Dホールディングスと競合会社と比較してみましょう。
T&Dホールディングスの競合といえば、MS＆ADインシュアランスグループホールディングスが挙げられます。
T&DホールディングスとMS＆ADインシュアランスグループホールディングスはどのように違うのでしょうか。

まず、財務状況を見ていきましょう。
平成26年度のT＆Dホールディングスの売上高は、16097億円。対して、MS＆ADインシュアランスグループホールディングスの売上高は、28116億円となっています。

続いて事業内容を見ていきましょう。
T＆Dホールディングスは、中小企業向けに強い大同生命保険、個人向け事業を柱とする太陽生命保険、T＆Dフィナンシャル生命保険を傘下に保有しています。保有企業の独自性を重んじたサービス開発によって顧客満足度トップを目指し、中核事業である生命保険事業の拡大を強化するとともに、財務の健全性向上に努めています。対して、MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスは、三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社などのグループ保険会社を保有しています。業界随一の販売ネットワークを武器に、グループのシナジー効果を発揮して、国内のみならず、アジア市場で成長を加速させています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年の日本の生命保険業界の市場規模は、およそ40兆円となっています。米国に続く世界第2位の規模を誇り、日本は保険大国であると言っていいでしょう。しかしながら将来的には、少子高齢化や人口減少という日本社会全体が抱える課題をふまえると、成長の鈍化は避けられず、楽観視はできません。昨今のトレンドを見てみると、高齢化による病気、ケガ、老後の生活の蓄えなど、「長生きリスク」に応えるサービスが伸びています。また、国内企業のグローバル市場への進出によって、国境を超えたボーダーレスなサービス開発への期待が高まっています。このように、既存事業にこだわらず、変化の激しい時代のニーズに合ったサービスを提供し続けることが求められます。

ここまでT&Dホールディングスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう�