サイゼリヤの企業研究

今回ご紹介するのは、外食産業サービスで有名な株式会社サイゼリヤ。

この記事を読んでいる方の中には、株式会社サイゼリヤへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、株式会社サイゼリヤの経営理念や同じ飲食業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある飲食会社の中で、なぜ株式会社サイゼリヤなのか？」という質問への対策を考えましょう。


株式会社サイゼリヤについて深く知るために、まずは株式会社サイゼリヤの経営理念を確認しましょう。そこから株式会社サイゼリヤが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

株式会社サイゼリヤの企業理念は、以下の通り。
『日々の価値ある食事の提案と挑戦』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「提案」「挑戦」の2点。
株式会社サイゼリヤでは食事に関して様々な挑戦をしています。また、価値のある食事の提案を 行う為にも様々な努力をされています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までで何かの行動でどのような提案をしたか」
• 「今までで挑戦してきたこと」

次に、飲食業界における株式会社サイゼリヤと競合会社と比較してみましょう。
株式会社サイゼリヤの競合といえば、ロイヤルホールディングスが挙げられます。
株式会社サイゼリヤとロイヤルホールディングスはどのように違うのでしょうか。

株式会社サイゼリヤとロイヤルホールディングスの売上高のシェアについて比べたいと思います。平成25年から26年における売上高シェアは、株式会社サイゼリヤは全体の2.6%、ロイヤルホールディングスが2.8%となっています。
こちらは売上高のシェアとなっていますが、経常利益で比べると順位が入れ替わります。平成25年から26年における経常利益は株式会社サイゼリヤが84億円ですが、ロイヤルホールディングスは37億円となっています。
この違いには株式会社サイゼリヤとロイヤルホールディングスが販売しているメニューの価格帯や人件費などに大きな違いがありますので、株式会社サイゼリヤが行っている取り組みが大きく影響していると考えられます。その取り組みとは、おいしい料理をリーズナブルに提供する為に製造直販業という仕組みが株式会社サイゼリヤの経常利益に繋がっていると言えるでしょう。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
飲食業界と言いますと景気に左右される傾向にあるのが特徴ですが、平成23年頃から飲食業界の規模は増加傾向にあります。過去にあった金融危機の脱却に時間がかかりましたが、近年のアベノミクスによる経済効果により消費者の購買意欲などは回復傾向にありますので、その現象に引っ張られる形で飲食業界も回復していると考えられます。ただし、少子化や高齢化などの問題もあるため、長期的なスパンで考えると規模は縮小していくと考えられています。
その影響でこれからは業態の転換や買収などが進み、消費者のニーズにより近いものが求められると考えられます。

ここまで株式会社サイゼリヤについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう�