シーエーシーの企業研究

今回ご紹介するのは、ITコンサルティングサービスで有名な株式会社シーエーシー。

この記事を読んでいる方の中には、株式会社シーエーシーへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、株式会社シーエーシーの経営理念や同じIT業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるIT会社の中で、なぜ株式会社シーエーシーなのか？」という質問への対策を考えましょう。


株式会社シーエーシーについて深く知るために、まずは株式会社シーエーシーの経営理念を確認しましょう。そこから株式会社シーエーシーが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

株式会社シーエーシーの企業理念は、以下の通り。
『創造力あふれる頭脳を持った誇り高き技術者集団として存在する。人間社会を牽引するにふさわしい品格を持つ。常に挑戦し、失敗を恐れない。共に働き甲斐を追求し、相互を尊重する。社外の支援者に敬意と誠実をもって接する』
（リクナビ2016より引用）

ここから分かるポイントは、「プライド」「品格」「挑戦」「尊重」「誠実」の5点。
自分たちの能力や技術にプライドを持つ。社会全体を次の時代に導いていくのにふさわしい存在となる。新しいことにチャレンジし続ける。社員同士がお互いを認め、尊重し合う。他者を敬う気持ちを忘れず誠実に接する。これらの理念に共感してくれる人材をシーエーシーは求めているのです。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の5点です。

• 自分の価値を認識して自信に繋げるために、どのようなことを意識するか
• 自分が中心となって皆を先導する上で、どのようなことを心がけるか
• 新しいことへ挑戦したエピソードと、それを働く上でどう生かすか
• 他者の長所や才能を素直に認めるために、どんなことを心がけるか
• 他者に誠実に接して信頼を得るために、どんな努力をするか

次に、IT業界における株式会社シーエーシーと競合会社と比較してみましょう。
株式会社シーエーシーの競合といえば、株式会社オービックが挙げられます。
株式会社シーエーシーと株式会社オービックはどのように違うのでしょうか。

まずはシーエーシーとオービックの財務状況を見てみましょう。
シーエーシーの2014年1月から2014年12月末までの営業収入（売上高）は、50,031百万円（連結）であるのに対し、オービックの2013年4月から2014年3月末までの営業収入は55,040百万円（連結）です。一方で営業利益は、シーエーシーが3,191百万円（連結）のところ、オービックは21,899百万円（連結）です。

次に事業内容を見てみましょう。
シーエーシーは、システム構築、システム運用管理、BPO／BTOなどのサービスを手掛けています。ITに限らず、ビジネスに関する高い業務知識を活かし「元請け（プライムコントラクター）」としてもサービスを提供し続けてきました。業界における規模は中堅ながら、元請け受注率（プライム率）が95％と非常に高いのが特徴です。

一方オービックは、システム構築にまつわる全ての工程を自社一貫体制で行う、独自の「ワンストップ・ソリューション・サービス」を展開しています。また、同社が開発した統合業務ソフトウェア（ERP）「OBIC7（オービック・セブン）』は、主要ベンダーにおける国内ERP累計導入社数12年連続トップになりました。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
2015年秋からマイナンバー制度がスタート予定です。マイナンバーとは、住民票を有する全ての人に１人１つの番号を付して、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されるものです。

マイナンバーを含む情報は「特定個人情報」として、企業で取り扱う場合は厳格な義務が課せられます。制度の開始までに、企業はさまざまな対策を講じなければならず、システムの改修や、セキュリティ強化など、対応に追われるでしょう。

ただ、マイナンバー制度は民間企業の負担を発生させる一方で、IT業界にとっては新たなビジネスチャンスとなる可能性が高いのです。

ここまで株式会社シーエーシーについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ�