リクルートジョブズの企業研究

今回ご紹介するのは、タウンワークで有名な株式会社リクルートジョブズ。

この記事を読んでいる方の中には、株式会社リクルートジョブズへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、株式会社リクルートジョブズの経営理念や同じ人材業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある人材会社の中で、なぜ株式会社リクルートジョブズなのか？」という質問への対策を考えましょう。


株式会社リクルートジョブズについて深く知るために、まずは株式会社リクルートジョブズの経営理念を確認しましょう。そこから株式会社リクルートジョブズが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

株式会社リクルートジョブズの企業理念は、以下の通り。
『私たちの目指したい社会』
（リクルートジョブズ　JOBS ACTIONページより引用）

ここから分かるポイントは、「社会貢献」「創造」「信頼」「成長」の4点。
多種多様な働き方の実現に貢献する。世の中の変化を敏感に察知し、未来を創り出す。正しく信頼できる情報を届ける。自らの仕事にこだわり、世の中の期待に応える努力をする。このような価値観に共感してくれる人材をリクルートジョブズは求めています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 多様性を受け入れるため、どんなことを心がけるか
• 将来のニーズを予測するために、どんなことを意識するか
• 多くの人々から信頼を得るために、組織としてどんな努力をするべきか
• 他者に自分の価値を認めてもらうために、個人としてどんな努力をするか

次に、人材業界における株式会社リクルートジョブズと競合会社と比較してみましょう。
株式会社リクルートジョブズの競合といえば、株式会社パソナが挙げられます。
株式会社リクルートジョブズと株式会社パソナはどのように違うのでしょうか。

まずはリクルートジョブズとパソナの財務状況を見てみましょう。
リクルートジョブズの2013年4月から2014年3月末までの営業収入（売上高）は、11,915億円であるのに対し、パソナの2013年6月から2014年5月末までの営業収入は、208,660百万円です。一方で営業利益は、リクルートジョブズが1,174億円のところ、パソナは3,210百万円です。

次に事業内容を見てみましょう。
リクルートジョブズはリクルートグループの一員であり、人材採用に関する総合サービスを提供している企業です。アルバイト、パート、派遣から正社員まで、多種多様な雇用領域を手掛けています。「タウンワーク」「フロム・エーナビ」「はたらいく」「とらばーゆ」など、多くの人が一度は聞いたことのあるサービスを、フリーペーパーやWEB上で展開しています。

一方パソナは、プロフェッショナル人材の派遣やキャリア層の転職支援のイメージが強い企業ですが、その他にも未就職の新卒者への就職支援や、農業の分野での新たな雇用創出などにも取り組んでいます。女性、若者、中高年の就労支援、ワークライフバランスの充実、企業のグローバル化支援、地方での地域活性や就農支援など、様々な雇用インフラの創出を目指しているのです。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
今年2月の労働力調査によると、非正規の雇用者数がついに減少し、正規の職員・従業員数が増加に転じたことが明らかになりました。これまでは、全体の雇用者数が増加しても、実際増えているのは非正規ばかりで正規の方は伸び悩んでいる状態だったため、大きな変化と言えるでしょう。

非正規の中でも、特にアルバイトと嘱託の雇用者数が大きく減っています。サービス業などは人手不足のため、時給が上がり始めているのが現状なのです。時給の上昇は非正規と正規の人件費の差が縮まることを意味します。そして、人件費に大差がないのなら、人材を安定的に確保できる正規雇用にシフトしていこうという考えが企業側に生じるのです。

正規雇用者は比較的収入が安定しているため、このまま非正規から正規へのシフトが順調に進めば、経済的にも良い流れとなる可能性があります。

ここまで株式会社リクルートジョブズについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていき�