新日本有限責任監査法人の企業研究

今回ご紹介するのは、監査や保証業務で有名な新日本有限責任監査法人。

この記事を読んでいる方の中には、新日本有限責任監査法人への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、新日本有限責任監査法人の経営理念や同じ監査法人業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある監査法人会社の中で、なぜ新日本有限責任監査法人なのか？」という質問への対策を考えましょう。


新日本有限責任監査法人について深く知るために、まずは新日本有限責任監査法人の経営理念を確認しましょう。そこから新日本有限責任監査法人が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

新日本有限責任監査法の企業理念は、以下の通り。
『信頼され、会社に貢献する監査法人』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「信頼」「貢献」の2点。
新日本有限責任監査法では社会に貢献し、信頼されるような企業を目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに仲間で信頼し合って取り組んだこと」
• 「今までに貢献してきたここと」

次に、監査法人業界における新日本有限責任監査法と競合会社と比較してみましょう。
新日本有限責任監査法人の競合といえば、有限責任監査法人トーマツが挙げられます。
新日本有限責任監査法人と有限責任監査法人トーマツはどのように違うのでしょうか。

新日本有限責任監査法人と有限責任監査法人トーマツでは共に会計監査や内部監査を行っている企業としてライバル関係にあります。ではどのように違うのか比べてみます。

新日本有限責任監査法人では会計監査や内部監査に加えて株式公開業務やアドバイザリー業務として、ビジネスやITのリスクマネジメントの支援も事業として行っています。
一方で有限責任監査法人トーマツでは日系事業の海外進出支援や年金のコンサルティングサービスなども事業として行っています。共に同じ業務を行っている面はありますが、それぞれの企業で別の事業を行うなどの違いがあります。
では財政面で比べてみます。売上高で比べますと、新日本有限責任監査法人が102.670百万円（平成25年3月期）であり、有限責任監査法人が865億4,600万円（2014年9月期）です。売上高に関しては新日本有限責任監査法人が上回る結果となっています。
この結果の背景には新日本有限責任監査法人が企業で行っている人材育成やキャリアプログラムが機能しているという事ではないでしょうか。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
ここ数年は公認会計士の合格者の減少によって、市場の規模は縮小傾向にありました。しかし近年では監査法人が積極的な人材の確保に乗り出し、監査のスタッフ不足もあった事から、監査法人業界は盛り上がりを見せています。監査法人としては優秀な人材の確保を行いたいので、経験の豊富な人材や各法人で育てるなどの動きが活発化しているようです。
一方で監査法人の統合や再編なども動きも盛んとなっているのが現状です。

ここまで新日本有限責任監査法についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ�