横浜ゴムの企業研究

今回ご紹介するのは、タイヤやチューブなどの自動車関連の用品で有名な横浜ゴム株式会社。

この記事を読んでいる方の中には、横浜ゴム株式会社への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、横浜ゴム株式会社の経営理念や同じタイヤ・ゴム業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるタイヤ・ゴム会社の中で、なぜ横浜ゴム株式会社なのか？」という質問への対策を考えましょう。


横浜ゴム株式会社について深く知るために、まずは横浜ゴム株式会社の経営理念を確認しましょう。そこから横浜ゴム株式会社が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

横浜ゴム株式会社の企業理念は、以下の通り。
『心と技術をこめたモノづくりにより、幸せと豊かさに貢献します。』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「モノづくり」「貢献」の2点。
横浜ゴム株式会社ではモノづくりを通して、使ってくれる方に幸せや豊かさを提供出来るよう努力することを目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに何かモノづくりをした事があるか」
• 「今まで貢献してきた事」

次に、タイヤ・ゴム業界における横浜ゴム株式会社と競合会社と比較してみましょう。
横浜ゴム株式会社の競合といえば、住友ゴム工業株式会社が挙げられます。
横浜ゴム株式会社と住友ゴム工業株式会社はどのように違うのでしょうか。

横浜ゴム株式会社と住友ゴム工業株式会社は共にタイヤ・ゴム業界に属している企業としてライバル関係にあります。ではどのように違うのか比べています。
まずは事業について比べてみます。横浜ゴム株式会社では、タイヤやチューブなどのゴム製品の他にも、工業用のゴム板、接着剤などの製品を作っています。また、スポーツ用品や不動産賃貸などの事業も行っています。住友ゴム工業株式会社ではタイヤやゴムホースの他に、ゴム手袋や介護用品などの産業品事業なごにも取り組んでいます。このようにタイヤ・ゴム業界し属していても、行っている事業に違いがあります。
では、財政について比べてみます。売上高についてくらべると、横浜ゴム株式会社では5,597億円連結（平成23年12月期）であり、住友ゴム工業株式会社7,102億円連結（平成23年12月期）となっております。売上高に関しては、横浜ゴム株式会社が下回る結果となりましたが、今注目を集めているスポーツサイクルなどの部品にも力をいれていますので、横浜ゴム株式会社のこれからの伸びに期待です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
タイヤ・ゴム業界ではリーマンショックの影響を受けて、下がっていた時期がありましたが、平成21年以降は少しずつ回復し、今ではリーマンショック前の水準まで回復しています。また、素材に天然ゴムを使用することから原料の価格に大きく影響を受けますが、平成24年に原料の価格が下落した事を受けた事に加えて、消費者の消費マインド向上の追い風により、業界は好調となっております。今後も景気回復の波に乗って、さらに業が伸びるという見方となっております。

ここまで横浜ゴム株式会社についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。