プロトコーポレーションの企業研究

今回ご紹介するのは、自動車関連の情報サービスで有名なプロトコーポレーション。

この記事を読んでいる方の中には、プロトコーポレーションへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、プロトコーポレーションの経営理念や同じ出版業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある出版会社の中で、なぜプロトコーポレーションなのか？」という質問への対策を考えましょう。


プロトコーポレーションについて深く知るために、まずはプロトコーポレーションの経営理念を確認しましょう。そこからプロトコーポレーションが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

プロトコーポレーションの企業理念は、以下の通り。
『物を売る事より知恵、情報を通じて　人・企業と効果的な結びつきをし　社会に貢献することを事業の基本理念とする』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「知恵」「貢献」の2点。
プロトコーポレーションでは社会に貢献することを目標に、情報や知恵による結びつきを大切にしています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに知恵を使って行った事」
• 「今までに貢献した事」

次に、出版業界におけるプロトコーポレーションと競合会社と比較してみましょう。
プロトコーポレーションの競合といえば、ゼンリンが挙げられます。
プロトコーポレーションとゼンリンはどのように違うのでしょうか。

プロトコーポレーションとゼンリンは同じ出版業界に属していることからライバル関係にあります。
まずは事業について比べてみます。プロトコーポレーションでは、中古車の情報を雑誌にして出版することをメインに、その他にもバイクの情報や用品などの情報を掲載している雑誌の出版を行っています。一方ゼンリンでは、住宅地図の情報を冊子やデジタル化してソフトやアプリとして販売しています。同じ出版業界でも力を入れている分野や得意としている分野があります。
では財務について比べてみます。売上高について比べると、プロトコーポレーションが54,761百万円（平成26年3月期）であり、ゼンリンが53,589百万円（平成26年3月期）であります。売上高を比べるとプロトコーポレーションが上回る結果となりました。
プロトコーポレーションの売上高が上回った背景には、中古車雑誌のイメージを強くもっている方も多いと思いますが、バイクや車のパーツを全国区で掲載している雑誌や、レジャー関連の雑誌などを幅広く取り扱っているからではないでしょうか。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年の出版業界はインターネットの普及率が高まった時から、印刷による出版物の業績は大きく収益を減少させています。出版業界自体の規模は少しずつ上がっているのですが、この伸びは主に、上位の企業が出版物以外の事業が好調によるものです。
これからの出版業界はさらに出版物以外での収益を確保できる事業が盛んになり、経営統合などの再編も盛んになる見通しです。

ここまでプロトコーポレーションについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきまし�