パラゴンの企業研究

今回ご紹介するのは、大阪拠点の中古車販売店で有名なパラゴン。

この記事を読んでいる方の中には、パラゴンへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、パラゴンの経営理念や同じ中古車業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある中古車会社の中で、なぜパラゴンなのか？」という質問への対策を考えましょう。


パラゴンについて深く知るために、まずはパラゴンの経営理念を確認しましょう。そこからパラゴンが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

パラゴンの企業理念は、以下の通り。
『「お客様を裏切らない」「社会貢献」』
（パラゴン　基本コンセプト）

ここから分かるポイントは、「安心」「品質」「信頼」の3点。
パラゴンは、お客様の安心のために「品質」「仕入れ」「アフターサービス」にこだわりを持って取り組んでいます。これらのこだわりは、お客様からの信頼を得るために欠かせない要素であり、自社の誇れるところでもあります。求める人材は、クルマ好きで笑顔自慢の元気な人。チャレンジ意欲のある人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 目標をもって取組んでいること、チャレンジ意欲について
• 仕事にやりがいや楽しさを見いだすために必要なことについて
• 物事に対し失敗を恐れずポジティブに取り組めるか

次に、中古車業界におけるパラゴンと競合会社と比較してみましょう。
パラゴンの競合といえば、ガリバー堺鉄砲町店が挙げられます。
パラゴンとガリバー堺鉄砲町店はどのように違うのでしょうか。

パラゴンは、新車・中古車・カー用品の販売およびメンテナンス、板金、損保取扱いを行う会社です。中でも主力としているのは中古車販売であり、常時100台以上の在庫を展示。「品質」仕入れ」「アフターサービス」の全てにおいて万全を心がけ、「お客様の安心」のための取り組みを強化しています。その結果、中古車媒体で最も厳しい基準をもつ「カーセンサー」（株式会社リクルート発刊）では「カーセンサー認定車取扱店」となり、嘘偽りのない情報開示を証明しています。走行距離や修復歴の改ざん等の心配もなく、安心して購入することができる中古車販売会社というわけです。商品にはもちろん全車保証あり。従来の基本保証に加え、自社のロングラン保証を用意するなど顧客のニーズにも対応しています。

対してガリバー堺鉄砲町店といえば、中古車大手販売店で有名なガリバーインターナショナルの1店舗であり、堺市内でパラゴンと競合する中古車販売店です。ガリバーの強みは全国展開による豊富な在庫であり、その数およそ6,000台。不安な事故車は売らないことをモットーとし、10年間の長期オプション保証や納車後の返品を可能にするなど、他社との差別化を図っています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25-26年における中古車業界売上高は4,915億円、経常利益は513億円。過去5年間の伸び率はプラス4.2％となっています。これまでの推移によると、平成19年までは買い取・オークション型企業の好調により好調を維持していましたが、翌20年には金融危機のあおりを受け減少傾向に。販売台数の減少や市場相場の下落により、平成24年まで苦戦を強いられることとなりました。その後平成25年にようやく増加に転じますが、これはエコカー補助金による新車販売が好調に転じたことが影響しています。新車販売台数の増加に伴い下取り・買取りが増え、オークション市場が活発化したというわけです。とはいえ、中古車業界全体としては直近10年ほど伸び悩んでいるのが現状。今後は業界再編の動きが予想されるとともに、海外への積極的な展開も求められることとなりそうです。

ここまでパラゴンについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�