エノテカの企業研究

今回ご紹介するのは、ワインの輸入販売や卸売で有名なエノテカ。

この記事を読んでいる方の中には、エノテカへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、エノテカの経営理念や同じ食品商社業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある食品商社会社の中で、なぜエノテカなのか？」という質問への対策を考えましょう。


エノテカについて深く知るために、まずはエノテカの経営理念を確認しましょう。そこからエノテカが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

エノテカの企業理念は、以下の通り。
『すべてのワイン愛好家のために奉仕する』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「奉仕する」の1点。
エノテカではワインを愛する方の為に企業として奉仕することを目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに活動してきたこと」
• 「今までに奉仕をした経験」

次に、食品商社業界におけるエノテカと競合会社と比較してみましょう。
エノテカの競合といえば、モトックスが挙げられます。
エノテカとモトックスはどのように違うのでしょうか。

エノテカとモトックスは共に食品商社業界に属している企業としてライバル関係にあります。ではどのように違うのか比べてみます。

まずは事業について比べてみます。エノテカでは、製造元や仲買人からワインの買い付けを行って、自社のワインショップで販売を行っています。また卸し営業として百貨店やスーパーに納入するなどの事業も行っています。
モトックスでは、ワインだけではなく和酒や食料などの販売も行っております。また商品開発を行っているのがモトックスの特徴と言えます。
同じ食品商社でも、ワインに特化している企業や商品開発も行っている企業など、得意としている分野に違いがあります。

次は財務状況について比べてみます。売上高について比べると、エノテカでは200億円（平成27年3月期）であり、モトックスでは112億円（平成26年実績）となっており、年度は違いますが、売上高で比べるとエノテカが上回る結果となっています。
エノテカでは取り扱っているモノがワインのみであり、ここまでの売上があるのも店舗の経営だけでなく、卸し営業も事業として上手くいっている事が影響しているのではないでしょうか。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年、国内の専門商社は飽和状態となっており、再編が盛んに行われているのが現状です。
食品商社のでは、平成23年に三菱食品として4社が統合したことで、新しく誕生しました。
また、平成25年にも3社が統合し、トモシアホールディングスが誕生するなど、業界再編は非常に盛んです。食品商社の業界では得意としている分野で生き残っていく為に、これからも統合などが盛んに行われていくとの見方です。

ここまでエノテカについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�