ベストブライダルの企業研究

今回ご紹介するのは、ウェディングやホテル業で有名なベストブライダル。

この記事を読んでいる方の中には、ベストブライダルへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ベストブライダルの経営理念や同じブライダル業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるブライダル会社の中で、なぜベストブライダルなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ベストブライダルについて深く知るために、まずはベストブライダルの経営理念を確認しましょう。そこからベストブライダルが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ベストブライダルの企業理念は、以下の通り。
『1感動で人と人を結ぶ　幸せがあふれる心豊かな社会へ　2志のある人々が集い　時代と共に進化し続ける最高のおもてなし企業へ』
（企業HP　Visionより引用）

ここから分かるポイントは、「幸せ」「進化」「おもてなし」の3点。
ベストブライダルでは企業として、人々におもてなしや幸せを届けることの出来る企業を目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 「今までに幸せと感じた事」
• 「今までに意識して進化させた事」
• 「今までに嬉しかったおもてなし」

次に、ブライダル業界におけるベストブライダルと競合会社と比較してみましょう。
ベストブライダルの競合といえば、ワタベウェディングが挙げられます。
ベストブライダルとワタベウェディングはどのように違うのでしょうか。

ベストブライダルとワタベウェディングは同じブライダル業界に属していることからライバル関係にあります。ではどのように違うのか比べてみます。

まずは事業について比べてみます。ベストブライダルでは、国内や海外でのウェディング以外にもゲストハウスウェディングにも力を入れており、アフタープランというサポートも行っている点が特徴と言えます。一方ワタベウェディングでは、リゾートウェディングに力を入れており、海外の市場にも進出しています。
同じブライダル業界の中でも得意としている分野は企業によって違います。

では財務状況について比べてみます。売上高について比べると、ベストブライダルが474億26百万円（平成25年12月期）であり、ワタベウェディングが47,710百万円（平成26年3月期）であります。売上高を比べるとワタベウェディングがやや上回る結果となりました。
売上高ではやや下回る結果となったベストブライダルですが、ベストブライダルでは他の企業とは違った事業も行っています。子供向けのキッズパーティープランなど、子供１人にお金をかける親の増加傾向などから、このような事業は新たな伸びとなるでしょう。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
ブライダル業界は近年、規模的に拡大傾向にあります。この好調な推移の背景には高価なウェディングがブームになった事や、初婚年齢の上昇に伴って結婚式の単価も上がった事にあります。一方で少子化や婚姻の件数の伸び悩みなどの問題が待ち構えているブライダル業界では、先行きに規模の縮小が危惧されています。これからの業界はさらに集客に向けての競争が激しくなるとの見方です。

ここまでベストブライダルについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。