クラブツーリズムの企業研究

今回ご紹介するのは、旅行やイベントの販売で有名なクラブツーリズム。

この記事を読んでいる方の中には、クラブツーリズム株式会社への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、クラブツーリズムの経営理念や同じ旅行業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある旅行会社の中で、なぜクラブツーリズムなのか？」という質問への対策を考えましょう。


クラブツーリズムについて深く知るために、まずはクラブツーリズムの経営理念を確認しましょう。そこからクラブツーリズムが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

クラブツーリズム株式会社の企業理念は、以下の通り。
『旅を通して、出会い、感動、学び、健康、やすらぎの種をまき、はつらつたる喜びに満ちた社会を花開かせていく』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「感動」「喜び」の2点。
クラブツーリズムは、旅を通して喜びに満ちた会社を目指し、その為の出会いや学びを大切にしています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに感動した出来事」
• 「今までに喜びを感じた出来事」

次に、旅行業界におけるクラブツーリズムと競合会社と比較してみましょう。
クラブツーリズムの競合といえば、ANAセールスが挙げられます。
クラブツーリズムとANAセールスはどのように違うのでしょうか。

クラブツーリズムとANAセールスは同じ旅行業界に属していることからライバル関係にあります。ではどのように違うのか比べてみます。

まずは事業について比べてみると、クラブツーリズムでは主な事業として、旅行業やイベントの企画、制作を行っています。その他にも書籍や雑誌の出版や観光土産の販売を行うなど、幅広く事業を行っています。ANAセールスでは、ANAグループとしてANAの航空券や旅行商品の販売としての航空セールス事業と旅行事業を行っています。
同じ旅行業界の中でも同じ事業はありますが、得意としている分野など属しているグループによっても違いがあります。

次に財務状況について比べてみます。売上高について比べると、クラブツーリズムが1,629億円（平成26年3月期）であり、ANAセールスが1,639億円（平成26年3月期）です。売上高を比べるとANAセールスがやや上回る結果となりました。
売上高では下回る結果となったクラブツーリズムですが、クラブツーリズムではKNT-CTホールディングスの一員として活動しているので、グループの連結の売上は旅行業界の第2位と大きな企業グループでもあります。単体としての事業も幅広く行っており、書籍や雑誌の販売の他にも旅行用品や健康食品の販売も行っているので、これから旅行業以外の伸びにも期待です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成23年まで減少傾向にあった旅行業界も、平成24年を転機に上昇傾向に転じました。その背景には、今まで震災などの影響で旅行業界が冷え切っていましたが、訪日の外国人が増加したことや、円安の影響を受けて好転する結果となりました。今後も2020年の東京オリンピックに向けてさらに業界が盛り上がるとの見方がされています。

ここまでクラブツーリズムについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。