大王製紙の企業研究

今回ご紹介するのは、紙・日用品雑貨の製造・販売で有名な大王製紙。

この記事を読んでいる方の中には、大王製紙への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、大王製紙の経営理念や同じ製紙業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある製紙会社の中で、なぜ大王製紙なのか？」という質問への対策を考えましょう。


大王製紙について深く知るために、まずは大王製紙の経営理念を確認しましょう。そこから大王製紙が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

大王製紙の企業理念は、以下の通り。
『顧客に最も近く位置し、絶えず時代の要請を迅速・的確に捉え、着実で長期に安定した成長を持続するとともに、地球環境と調和した事業活動を展開し、株主・取引先・従業員・地域住民に信頼される総合製紙企業集団として、社会の生活・文化産業の発展に貢献します。』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「持続」「信頼」「貢献」の3点。
大王製紙株式会社では、企業の成長の為にも、お客様の為にも時代の流れを把握し、

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 「今までに持続して行ってきた事」
• 「今までに信頼できる仲間と共に成し遂げた事」
• 「今までに貢献してきた事」

次に、製紙業界における大王製紙と競合会社と比較してみましょう。
大王製紙の競合といえば、日本製紙が挙げられます。
大王製紙と日本製紙はどのように違うのでしょうか。

大王製紙と日本製紙では同じ製紙業界の中で、業界シェア第4位と第2位の上位を占めている事から、ライバル関係です。
事業について、大王製紙では新聞紙や出版用紙以外に、家庭用品のイメージを持っている方も多く、トイレットペーパーやティッシュ、赤ちゃんのおむつの販売など生活に身近な製品の販売も行っています。
一方日本製紙では、パック製品用のパックの開発・販売やエネルギー事業も行っており、エネルギー事業では木から出る紙の原料となる部分以外のバイオマス燃料を利用して、電力の供給を行う為の事業も展開しています。製紙業界として紙関連でも、それぞれの企業の得意としている事業に特徴があります。

業界のシェアが第4位と第2位の大王製紙と日本製紙ですが、そのシェアはどれくらいか比べてみると大王製紙が第4位の売上高シェアが9,1％であり、日本製紙では第2位の22,8％となっています。シェアに違いはありますが、家庭用品が有名な大王製紙ではCMなどの宣伝にも力を入れており、家庭でのシェアが伸びることで必然的に売上高も伸びていくので、これからのイメージ戦略拡大にも期待です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
製紙業界の近年は原料の高騰によって、左右される市場となっていました。紙製品の値上げを行うなどの企業存続の為の措置を取ってきましたが、各企業減収となる結果で、国内での消費の伸びが飽和状態にある為、企業は海外市場への進出を行うなどの打開策を模索しており、これからも海外市場をいかに拡大していくかが、企業の収益拡大に繋げる鍵です。

ここまで大王製紙株式会社についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。