サントリーフーズの企業研究

今回ご紹介するのは、清涼飲料・食品で有名なサントリーフーズ。

この記事を読んでいる方の中には、サントリーフーズへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、サントリーフーズの経営理念や同じ清涼飲料業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある清涼飲料会社の中で、なぜサントリーフーズなのか？」という質問への対策を考えましょう。


サントリーフーズについて深く知るために、まずはサントリーフーズの経営理念を確認しましょう。そこからサントリーフーズが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

サントリーフーズの企業理念は、以下の通り。
『「人々のより豊かな生活をもとめて」これからも人々の健やかで、潤いのある心豊かな生活に貢献できる清涼飲料・食品の世界を広げていきたいと考えています』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「貢献」「広げる」の2点。
サントリーフーズでは人々の豊かさや健やかな生活に貢献できるように、飲料や食品を通して世界に発信する事を目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに行った貢献した事」
• 「今までに、何かを広める為に発信してきた事」

次に、清涼飲料業界におけるサントリーフーズと競合会社と比較してみましょう。
サントリーフーズの競合といえば、アサヒ飲料が挙げられます。
サントリーフーズとアサヒ飲料はどのように違うのでしょうか。

サントリーフーズとアサヒ飲料は清涼飲料を販売する企業として、ライバル関係にあります。
事業について比べると、共に清涼飲料を製造・販売しているという共通点がある一方、各企業がそれぞれカラーを出す取り組みを行っており、サントリーフーズでは自動販売機などの事業以外に、ファウンテン事業として、ファーストフードやファミリーレストラン向けのディスペンサーの設置や都市近郊限定で、各家庭にウォーターサーバーの設置などレンタルや水の配達を行う事業を展開しています。
一方でアサヒ飲料では飲料とのキャンペーンの実施に力を入れており、HPにも様々なコンテンツを用意し、ドリンクを使ったレシピやバーチャル工場見学などのコンテンツにより消費者との距離を縮めています。国内での飲料の激戦から、各企業は特徴を持った戦略を行うことで、消費に繋げるよう努めている事から、新たな事業が生まれています。

財務状況について比べると、サントリーフーズとアサヒ飲料は業界シェアの第1位と第2位の上位を占めており、サントリーフーズでは1兆1,142億円で業界シェアは25,9％で、アサヒ飲料では4,610億円で業界シェア第2位となっています。第1位と第2位には大きな差があり、清涼飲料業界ではサントリーフーズが頭一つ出ている状態です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年の清涼飲料業界は、健康志向によるミネラルウォーターやお茶の売上が好調となっていますが、このような飲料の売り上げは増加する一方で、サイダーなどの炭酸飲料は減少しています。国内での消費や鈍化している中で、スーパーやコンビニのPB商品が登場するなど、市場は激戦となっていますが、各メーカーがニーズに応えるような健康志向の飲料はこれからも増えるとの見方です。

ここまでサントリーフーズについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。