企業研究に役立つ3つの経営戦略フレームワーク
はじめに
そこで役に立つのが経営戦略のフレームワークです。経営学部の人や経営学の授業を選考したことがある人には馴染みがあるかもしれませんが、ポイントを言語化したものなので決して難しくなく、情報の整理整頓に非常に便利です。
今回は就職活動の企業研究に役立つ3つの経営戦略フレームワークをご紹介します。
3C分析
・自社(Company)
会社概要:主要な事業内容、会社の沿革、ビジネスモデル など
戦略:力を入れている商品・サービス、これから拡大を狙う顧客層
他社に無い特徴や商品・サービス(差別化ポイント) など
業績:売上高、利益(業界の平均利益率と比較してどうか) など
・競合(Competitor)
どのような企業が競合か?:企業名、企業数、各競合の順位 など
業界のトレンドは?:どのような事業戦略か?
業界の平均利益率は?:比較して自社の利益率はどうか?
・市場・顧客(Customer)
購買人口:ターゲットとなる顧客層はどのくらいいるか。
市場の成長性:これからまだ伸びそうか?横ばいか?
顧客は何を決め手に購買を決定するか?:価格、ブランド、品質 など
この分析方法からは、分析したい企業の業界内での立ち位置や、他社と違う特徴が理解できます。特に競合他社との比較についてしっかり行っておくことで【なぜこの会社に入りたいのか、何に挑戦したいのか】を明確にすることにも繋がります。
また、実際に調べて行くと特に3つ目の市場・顧客についてはなかなか情報がわからないケースも少なく有りません。業界研究の本を活用したり、それでもわからない場合には説明会や面接の機会に質問をするのも良いと思います。
7つのS
7つのSとは組織のハード面とソフト面それぞれの頭文字Sのキーワードから構成されています。
【ハードのS】
1.戦略(Strategy):事業の方向性や事業優位性を保つための強み
2.組織(Structure):どのような組織形態か(事業部別?機能別?)、 強い部門はどこか
3.システム(System):評価・報酬・採用・育成の仕組み
【ソフトのS】
4.価値観(Shared Value):従業員の持つ価値観や、組織目標
5.スキル(Skill):組織全体の持つ技術
6.人材(Staff):従業員の能力
7.スタイル(Style):社風や組織文化、模範とされる行動 など
特にソフトの面は企業研究をしている中で見落としがちな要素ですが、入社を考えた際にソフト面のマッチングが非常に重要になります。自身の価値観と合うか、身につけたいスキルやなりたい将来像に志望企業の人材像は当てはまるかなど幅広い視点で理解することで自身の納得感も高まるはずです。
SWOT分析
3C分析や7つのSの分析で得た自社・競合・市場の情報を更に整理し、強み(Strength)、弱み(Weakness)、顧客獲得の機会(Opportunity)、脅威(Threat)の
・N’s spirit 投資額・経営学研究室, http://www.nsspirit-cashf.com ,2015年5月24日 DL.
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