タキヒヨーの企業研究

今回ご紹介するのは、ファッションブランドで有名なタキヒヨー。

この記事を読んでいる方の中には、タキヒヨーへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、タキヒヨーの経営理念や同じアパレル商社業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるアパレル商社会社の中で、なぜタキヒヨーなのか？」という質問への対策を考えましょう。


タキヒヨーについて深く知るために、まずはタキヒヨーの経営理念を確認しましょう。そこからタキヒヨーが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

タキヒヨーの企業理念は、以下の通り。
『社員と夢を共有し、挑戦と変化を続ける老舗はいつも新しい。』
（企業採用HPより引用）

ここから分かるポイントは、「夢を共有」「挑戦」「変化」の3点。
タキヒヨーは老舗という言葉にとらわれる事なく、挑戦と変化を続ける社員でいる事を目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 「今までに仲間と共有した夢について」
• 「今までに挑戦した事」
• 「今までに挑戦して変化した事」

次に、アパレル商社業界におけるタキヒヨーと競合会社と比較してみましょう。
タキヒヨーの競合といえば、クロスプラスが挙げられます。
タキヒヨーとクロスプラスはどのように違うのでしょうか。

タキヒヨーとクロスプラスは共にアパレルの専門商社としてライバル関係にあります、事業について比べると、タキヒヨーでは事業としてライセンスを取得しているブランドとプライベートブランドの洋服の製造・販売を行い、ミラノやニューヨークなどの有名ブランドのアイテムを販売しているショップの運営などを行っています。
一方クロスプラスでは、食品スーパーや百貨店などへの卸売りや依頼先からの衣類について、企画。生産を行うODM事業を行うなど、ヤングやミセス向けのブランド販売以外の事業も行っています。

財務状況について比べてみると、タキヒヨーでは77,656百万円（平成27年2月期）で、クロスプラスでは734億円（平成27年1月期）となっており、売上高を比べるとタキヒヨーが上回る結果となっています。その背景には、ライセンスを取得しているブランドの数が多く、そのほとんどが有名なブランドであり、幅広く販売出来ていることがこのような結果に繋がっていると考えられます。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年の動向としては、不況と言われていた経済の中でもアパレル業界は堅実な伸びをし、市場も拡大している中で、海外市場の進出が好転している企業の売上はとても大きいと言えます。また、アベノミクスなどによる消費マインドの回復が見えてきたことにより、更に好転すると言われていますが、流行などに左右されやすいアパレル業界は、どのようなヒットアイテムを出せるかの計画が立てにくい分、不透明な部分がある業界でもあります。また、異常気象などの天候にも左右されやすいので、トレンドをつかむ難しさは続くと考えられています。

ここまでタキヒヨーについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 �