ホンダトレーディングの企業研究

今回ご紹介するのは、原材料・部品などの供給や地金の製造・販売などで有名なホンダトレーディング。

この記事を読んでいる方の中には、ホンダトレーディングへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ホンダトレーディングの経営理念や同じ自動車商社業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある自動車商社会社の中で、なぜホンダトレーディングなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ホンダトレーディングについて深く知るために、まずはホンダトレーディングの経営理念を確認しましょう。そこからホンダトレーディングが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ホンダトレーディングの企業理念は、以下の通り。
『わたしたちは、創造的商活動を通じ、お客様を信頼でつなぐことで世界中に満足と喜びをお届けします。』
（企業HP社是より引用）

ここから分かるポイントは、「満足」「喜び」の2点。
ホンダトレーディングでは、創造的な活動を通して、喜びと満足を届けることが出来るような信頼出来る企業を目指しています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに満足した出来事」
• 「今までに喜びを感じた出来事」

次に、自動車商社業界におけるホンダトレーディングと競合会社と比較してみましょう。
ホンダトレーディングの競合といえば、日産トレーデイングが挙げられます。
ホンダトレーディングと日産トレーデイングはどのように違うのでしょうか。

ホンダトレーディングと日産トレーデイングは同じ業界に属していることからライバル関係にあります。
事業について比べてみると、ホンダトレーディングではメーカーの中で唯一の商社として誕生し、原材料や部品の供給だけでなく金型やアルミ地金の製造・販売、リサイクルなどの様々な事業を行うとともに、世界21ヶ国53ヶ所に拠点を構えていることから、グローバルなネットワークを活かした事業を行っています。

一方日産トレーデイングでは、自動車部品の原材料や資材の輸入、機械や鉄鋼だけでなく化学品を含む自動車関連の商品を取り扱っています。日産グループの専門商社として国内6ヶ所、海外に13ヶ所のネットワークを持ち、物流と情報を最大限に活かした事業を行っています。

財務状況について比べると、ホンダトレーディングでは2,788億円（平成26年3月期）で、日産トレーデイングでは3408億2300万円（平成26年3月期）となっており、売上高では日産トレーデイングが上回る結果となっていますが、ホンダトレーディングでは拠点が上回っていますので、商社が海外の進出に力を入れている中で、すでに海外に多くの拠点を持っているホンダトレーディングは今後有利に事業を行うことが出来るでしょう。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
商社では、資源やエネルギーの価格の高騰などに影響を受けやすい為、その時の価格に左右される傾向にあります。また、昨今では国内だけではなく海外にも拠点を置くことで、経営管理や人材の派遣などを一貫して行う企業が増えており、大手の業績は堅調に伸びているのが現状です。

ここまでホンダトレーディングについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ�