AIU損害保険の企業研究

今回ご紹介するのは、1946年から日本で外資系損害保険会社のパイオニアとして営業を続けていることで有名なAIU損害保険。

この記事を読んでいる方の中には、AIU損害保険への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、AIU損害保険の経営理念や同じ損害保険業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある損害保険会社の中で、なぜAIU損害保険なのか？」という質問への対策を考えましょう。


AIU損害保険について深く知るために、まずはAIU損害保険の経営理念を確認しましょう。そこからAIU損害保険が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

AIU損害保険の企業理念は、以下の通り。
『お客様中心主義基本方針とお客様中心主義行動指針』
（AIU損害保険ホームページより引用）

ここから分かるポイントは、何よりも顧客を大切にするということ、及び顧客のニーズに合った商品つくりの2点。
つまり、顧客にかかわるリスクに対し、コンサルティングを通じて、常に最適な解決策を提供していくということです。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。

• 常に新しいものを創り出そうとする意欲
• 顧客への細心の配慮
• 具体的な解決策を提示する能力
• 信頼してもらえる人間性

次に、損害保険業界におけるAIU損害保険と競合会社と比較してみましょう。
AIU損害保険の競合といえば、アメリカンホーム保険会社が挙げられます。
AIU損害保険とアメリカンホームはどのように違うのでしょうか。

アメリカンホームの売上高は826億円でAIU損害保険より1,889億円低いのですが、その一方営業利益は657億円と590億円のAIU損害保険より67億円も高くなっています。これは双方の会社の成り立ちの違いにあります。アメリカンホームはダイレクト型（通販型）保険に力を入れており、AIU損害保険は、単に保険の提案をするだけでなく、それぞれの顧客の状況に応じてリスク分析を行い、事故を未然に防ぐコンサルティングや、万一の事故時にAIUの損害サービス部門と密接に協力し合って的確な対応を行うプロエージェント（リスクコンサルタント）の存在にあります。

待遇面の満足度ではアメリカンホームが高い数字を示していますが、社員の士気及び風通しの良さでは両社とも拮抗しています。しかし20代成長環境や人事の適性感ではAIU損害保険がより高い評価を得ています。戦後間もなくの1946年から日本に根を下ろし、多国籍な保険会社の強みを活かして実績を挙げてきたAIU損害保険で人生の一歩を踏み出してみるのも良い選択かもしれません。



また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25-26年の損害保険業界の業界規模（主要対象企業全社の売上高計）は8兆4,719億円となっています。損害保険業界の業界規模は平成19年から20年にかけて急落し、平成22年ごろから再び増加に転じています。平成25年にはアベノミクス効果による自動車販売の回復に伴い、損害保険業界も回復基調にあります。　その一方で、高齢者ドライバーによる損害率の増加だけではなく若年層の車離れによる影響が続き、主力の自動車保険も全盛期に比べ売り上げを伸ばすことができず、今後の市場拡大の道は険しいものとなっています。

ここまでAIU損害保険についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 �