ANAエアポートサービスの企業研究
ANA AIRPORT SERVICES CO., LTD.
はじめに
この記事を読んでいる方の中には、ANAエアポートサービスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか?」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
(1)会社概要 (2)「企業」を知る (3)「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。
会社概要(平成27年6月3日現在)
商号 | ANAエアポートサービス株式会社 (ANA AIRPORT SERVICES CO., LTD.) |
---|---|
発足 | 平成23年10月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 峯尾 隆史 |
従業員数 | 2,700(平成27年4月現在) |
本社 | 東京都大田区羽田空港3-4-2 |
売上高 | 1兆7,135億円(連結、平成26年3月期) |
一人当たり売上高 | 5,082万円(連結、平成26年3月期】) |
営業利益 | 915億円(連結、平成26年3月期) |
初任給 | 175,100円(平成27年4月実績) |
平均年収 | 684万円(ホールディングス、平成26年3月31日実績) |
「企業」を知る。志望理由でライバルとの差を付けよう!
ANAエアポートサービスについて深く知るために、まずはANAエアポートサービスの経営理念を確認しましょう。そこからANAエアポートサービスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。
ANAエアポートサービスの企業理念は、以下の通り。
『安心と信頼を基礎に世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献』
(ANAエアポートサービスホームページより引用)
ここから分かるポイントは、何よりも安全を優先、顧客の視点に立って最高の価値を生み出し社会に貢献の2点。
つまり、安全を遵守しながら、顧客の信頼を勝ち得、多様性のあるチームスピリットを活かして努力と挑戦を続け社会への責任を果たすということです。
ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の4点です。
- ANA’s Wayに基づく価値観の共有
- 人間力を高めようとする意識
- 新たな価値の創造
- 自律したプロを目指す心意気
次に、航空業界におけるANAエアポートサービスと競合会社と比較してみましょう。
ANAエアポートサービスの競合といえば、JALスカイが挙げられます。
ANAエアポートサービスとJALはどのように違うのでしょうか。
JALスカイの従業員数は2,642人でANAエアポートサービスの2,700人とほぼ拮抗しています。待遇面の満足度では、ANAエアポートサービスが優っていますが、20代の成長環境及び風通しの良さでは、JALスカイに軍配が上がっています。有給休暇消化率はJALスカイがANAエアポートサービスの二倍に達しています。しかし、社員の士気、人事評価の適正性では僅かにANAエアポートサービスが上回っており、残業時間もJALスカイと比べて短いことを考えると、両者とも遜色の無い比較的働きやすい労働環境であることが窺えます。
なお、JALスカイの売上高(JAL連結)は1兆3,093億円でANAエアポートサービス(ANA連結)より4,042億円低いのですが、その一方で営業利益は1,797億円と915億円のANAエアポートサービスと比べると882億円も高くなっています。実に、JALスカイの営業利益率は13%、ANAエアポートサービスのそれは5%と2.6倍の差になっています。この大きな要因の一つとして、「有償座席利用率」の違いがあります。
有償座席利用率とは、航空機の総座席数に対する有償旅客数の割合です。両社の有償座席利用率は、国内線、国際線いずれもJALスカイの方が高くなっており、有償座席利用率が数%高いだけでも、利益が大きく違ってくるのです。勿論それだけではなく、売上原価、販売管理費共にJALスカイの方がANAエアポートサービスよりも低く抑えていることが、利益率の差になって表れています。この点について、ANAグループには改善の余地が大いにあります。
そこで、エアライン業界で人気の高いANAエアポートサービスに入社して、あなたもANAグループの利益率向上に貢献してみては如何でしょうか。羽田空港をベースにするANAエアポートサービスは、今後ますます増加する外国人客を国内線に取り込む際に、大いにその威力を発揮できる重要な役目を担っています。きっと、やり甲斐のある仕事になるのではないでしょうか。
また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25-26年の航空業界の業界規模は3兆1,888億円となっています。航空業界の業界規模は平成17年から19年にかけて増加傾向となり、平成19年から22年にかけては大幅に減少、平成22年以降、やや増加傾向になっています。
近年の航空業界は、拡大するアジア経済の成長及び訪日外国人旅行者の増加を受け、業績は回復基調になっています。平成22年10月末に、羽田空港に新国際旅客ターミナルが誕生したことにより、羽田空港から海外に渡航することが可能になった結果、都心で働くビジネスマンの海外旅行の増加が見込めると共に、訪日観光客の需要の取り込みが増加しつつあります。
また、稼働率の低下やパイロット不足、欠航便の増加、利用者の満足度の低下など課題の多いLCCですが、航空運賃の安さで新たな需要を獲得するチャンスになっています。平成22年には世界全体の座席供給に占めるLCCの割合は23%にまで拡大し、欧米は日本に先んじて発展を遂げています。
「採用情報」を知る。過去の選考をチェックしよう!
ここまでANAエアポートサービスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ
・会社概要|ANAエアポートサービス株式会社,http://www.anaas.ana-g.com/corporate/about_company.html,2015年5月DL.
・ANAエアポートサービス(株) - マイナビ2016,https://job.mynavi.jp/16/pc/search/corp75046/outline.html,2015年5月DL.
・ANAエアポートサービス株式会社 新卒採用|リクナビ2016|学生のための就職情報サイト,https://job.rikunabi.com/2016/company/top/r238530015/,2015年3月DL.
・航空業界の動向・ランキングなどを研究-業界動向サーチ, http://nensyu-labo.com/kigyou_ana.htm,2014年6月DL.
・ANAホールディングス 年収:684万円-年収ラボ,http://nensyu-labo.com/kigyou_ana.htm,2015年6月DL.
・ANA-JAL 2014年度決算の簡易比較 - 航空経営研究所 JAMR,http://www.jamr.jp/jamr%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/ana-jal-2014%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%B1%BA%E7%AE%97%E3%81%AE%E7%B0%A1%E6%98%93%E6%AF%94%E8%BC%83/,2015年5月DL.
・ANAエアポートサービスとJALスカイの比較 「社員クチコミ」 Vorkers,http://www.vorkers.com/a0C3000000FPdoO/compa/a0C30000003BSzO/,2015年4月DL.
・株式会社JALスカイ,http://www.jalsky.co.jp/,2015年6月DL.
・ANAエアポートサービス(株) - マイナビ2016,https://job.mynavi.jp/16/pc/search/corp75046/outline.html,2015年5月DL.
・ANAエアポートサービス株式会社 新卒採用|リクナビ2016|学生のための就職情報サイト,https://job.rikunabi.com/2016/company/top/r238530015/,2015年3月DL.
・航空業界の動向・ランキングなどを研究-業界動向サーチ, http://nensyu-labo.com/kigyou_ana.htm,2014年6月DL.
・ANAホールディングス 年収:684万円-年収ラボ,http://nensyu-labo.com/kigyou_ana.htm,2015年6月DL.
・ANA-JAL 2014年度決算の簡易比較 - 航空経営研究所 JAMR,http://www.jamr.jp/jamr%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/ana-jal-2014%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%B1%BA%E7%AE%97%E3%81%AE%E7%B0%A1%E6%98%93%E6%AF%94%E8%BC%83/,2015年5月DL.
・ANAエアポートサービスとJALスカイの比較 「社員クチコミ」 Vorkers,http://www.vorkers.com/a0C3000000FPdoO/compa/a0C30000003BSzO/,2015年4月DL.
・株式会社JALスカイ,http://www.jalsky.co.jp/,2015年6月DL.
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