富士メディシィエの企業研究

今回ご紹介するのは、中国製品の輸入販売で有名な富士メディシィエ。

この記事を読んでいる方の中には、富士メディシィエへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、富士メディシィエの経営理念や同じ食品流通業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある食品流通会社の中で、なぜ富士メディシィエなのか？」という質問への対策を考えましょう。


富士メディシィエについて深く知るために、まずは富士メディシィエの経営理念を確認しましょう。そこから富士メディシィエが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

富士メディシィエの企業理念は、以下の通り。
『みんなが幸せになる企業を目指そう！　その幸せの為に社員は常に努力しよう！』
（富士メディシィエ　企業理念ページより引用）

ここから分かるポイントは、「幸せへの貢献」「努力の継続」の2点。
お客さまはもちろん、協力企業の皆様、社員とその家族、そして社会の幸せを目指す。幸せの実現のために、常に努力し続ける。こうしたことを富士メディシィエでは重視していると考えられます。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 他者の幸福に繋がるような仕事をするために、どんなことを心がけるか
• 目標に向けて努力を継続するために、どんなことを意識するか

次に、食品流通業界における富士メディシィエと競合会社と比較してみましょう。
富士メディシィエの競合といえば、三幸食品が挙げられます。
富士メディシィエと三幸食品はどのように違うのでしょうか。

事業内容を見てみましょう。
富士メディシィエは、中国におけるネットワークを活用し、低価格・高品質の製品を仕入れて販売しています。主な取扱品目として、食品や化粧品、医薬品原料などが挙げられます。そのほかに、お客様のコスト削減、製品スペック改善などの要望に応えて競争優位を実現し成功させるためのサポートも行っています。

一方三幸食品は、食品の原材料（主に、砂糖・鶏卵・青果・澱粉・穀物）などの輸入および国内販売を行っています。「信義・信用・信頼を重んじ、誠実を旨とし、流通卸業として社会に貢献する」を理念に掲げ、1948年の創業以来、食生活を支えるさまざまなサービスを展開してきました。2004年10月にはISO9001を取得し、顧客からのさらなる信頼を得て成長を続けています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年、食品関連の業界では、少子高齢化・国内人口の減少により、国内市場が中長期的に縮小することが予測されています。天候不良や円安、新興国での需要増を背景に原材料価格が高騰し、収益を圧迫していることも、業界にとってのマイナス要因となっています。なお、一部では高価格帯商品のヒットも見られるものの、安価なPB（プライベートブランド）商品のシェア拡大が顕著であり、低価格競争が激化しています。また、昨今は食品偽装や異物混入、消費期限の改ざんなどといった問題を受けて「食の安全」に対する消費者意識が高まっており、徹底した品質管理やトレーサビリティの強化が求められています。

大手企業の海外展開の加速や安全性確保のための管理体制の強化、原料価格の高騰による製品の値上げなど、現在の食品関連業界はさまざまな課題を抱えているのです。

ここまで富士メディシィエについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。