オリエンタルコンサルタンツの企業研究

今回ご紹介するのは、都市や地域の計画や街づくりで有名なオリエンタルコンサルタンツ。

この記事を読んでいる方の中には、オリエンタルコンサルタンツへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、オリエンタルコンサルタンツの経営理念や同じ建築コンサルタント業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある建築コンサルタント会社の中で、なぜオリエンタルコンサルタンツなのか？」という質問への対策を考えましょう。


オリエンタルコンサルタンツについて深く知るために、まずはオリエンタルコンサルタンツの経営理念を確認しましょう。そこからオリエンタルコンサルタンツが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

オリエンタルコンサルタンツの企業理念は、以下の通り。
『「今こそ真に魅力ある企業へ！」“魅力ある企業”とは役職員と家族が豊かさや幸せを実感し、顧客満足や社会貢献を高めるため生き生きと活動している企業である。』
（企業HP経営方針より引用）

ここから分かるポイントは、「魅力」「活動」の2点。
オリエンタルコンサルタンツでは魅力のある企業を目指すために、生き生きと活動できるように、顧客満足や社会貢献を高めていくことを目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに経験したことで魅力ある出来事」
• 「今までにどのような活動をしてきたか」

次に、建築コンサルタント業界におけるオリエンタルコンサルタンツと競合会社と比較してみましょう。
オリエンタルコンサルタンツの競合といえば、建設技術研究所が挙げられます。
オリエンタルコンサルタンツと建設技術研究所はどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、オリエンタルコンサルタンツでは総合コンサルタント企業として、都市全体や地域のマネジメントを都市・地域計画事業として一貫して街づくりに取り組んでいます。環境の事業としては、太陽光や小水力の再生可能エネルギーの利用や、景観、観光などのバリアフリー促進や案内サインなどの事業など、企業としての事業は多岐に渡り、大きく分類をしても15の事業にも及びます。
建設事業においても充実しており、海外の空港の建設や鉄道建設事業、ターミナルなどの整備も行っていることが特徴です。

一方建設技術研究所で大きな特徴と言えるのは、インフラ整備を中心としていることです。 河川や海岸の水環境の保全に向けた対策や、港湾・海洋の施設整備、ダムの親切や機能の保全など、インフラ関係では下水道、道路の設計を含めると、全てのインフラに関わるような事業を展開しています。都市の建築では「健康防災コンパクトシティ」を理念として、少子高齢化の今後を見据えた取り組みを行っています。

次に財務状況について比べると、オリエンタルコンサルタンツでは247億1,500万円（平成26年９月期）で、建設技術研究所では332億円（平成26年12月期）であり、売上高では建設技術研究所が上回る結果となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
建築コンサルタント業界としては、平成20年頃までは拡大傾向にありましたが、一度市場が縮小しました。平成23年には東日本大震災の復興に向けた動きや、経済の回復の兆しが後押しする形で拡大しています。需要の伸びている建築コンサルタント業界では、様々な良い状況がそろっているため、海外のインフラ事業や復興に向けた事業の拡大などによって、業界が大きく動くとの見通しです。

ここまでオリエンタルコンサルタンツについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていき�