長期インターンシップのススメ

サマーインターンなどの一般的な動き以外にも、インターンシップを体験できる機会は数多くあります。

とりわけ、随時募集をしている1ヶ月以上の就業経験のできる長期インターンシップは、任される仕事内容も短期のインターンシップでは体験できないような内容が多く、学びも多くなっていきます。

短期のインターンシップと長期のインターンシップの違いを理解し、チャレンジをしてみませんか？
長期のインターンシップで1番大きなポイントになるのは、インターンシップ生であっても成果を求められる立場になるということです。

短期のインターンシップは一時的に一緒に仕事をしたり、場合によっては社内見学的な要素が強かったりと、【お客様】として社内に入ることが少なくありません。
一方で長期インターンシップでは、一定期間仕事を共にさせて頂くことで、任される仕事のスタート地点から、目標に対する経過はどうか、必要に応じて新しい対応や軌道修正は必要ないか、そして最終的に任されていた仕事を終え、求められた成果は出せたか・・・といった一連の仕事の流れを実践することが求められるのです。

長期のインターンシップの場合、有給でのインターンであるケースも多いため、1つの社内に必要な役割としての期待を、多かれ少なかれ帯びています。
その仕事は、社員を据えずとも学生に任せても大丈夫という位置付けの場合もあれば、学生だからこそできる学生の集客やSNSでの発信、イベントの立案など企業によって様々です。
いずれにしても、こうした1つの責任ある仕事を任され、求められる成果に向き合う経験を就職活動前にできると、仕事に対する見方は大きく変わります。
長期インターンシップは少なくとも3ヶ月以上、可能であれば1年程度経験することをオススメします。その理由は、任された仕事の中でPDCAサイクル（Plan→Do→Check→Action）を数多く回すことで、成長できるチャンスが増えるからです。

前述の通り、長期インターンシップでは【成果】が求められます。その過程では、成果を出すための計画を立て（Plan）、実行し（Do）、振り返りを行い（Check）、改善案をまた実行する（Action）といった具合で、成果に対する行動を常にラッシュアップしていくことが必要になるのです。

このサイクルを動かすことで、成果を出すための計画の立て方、成果を出すための工夫といったスキル面の成長はもちろんのこと、なにより成果に対するこだわりといったマインドが成長します。

実際の仕事では、より長い時間をかけ、よりシビアに成果が求められるようになりますが、その足がかりとして学生時代にこのような経験をできることは非常に貴重です。

この機会を通じてPDCAサイクルの中で成長を図るとともに、以下のようなポイントも合わせて考え、経験を就職活動や社会人になって以降の時間に繋げて行くことで、得られることを最大限活かすことができるでしょう。

・仕事で自分の強みをどのように活かすか？
・どのように仕事の行動計画を立てるか？
（時間の使い方の工夫や、優先順位の付け方など）
・成果を出すためにどのように仕事を進めて行くか？
・失敗をした際にどのように対処をするか？
・周りと協力して、スムーズに仕事を進めるためにはどのような働きかけが求められるか？

など、上記はあくまで一例ですが、経験を次のステージに繋げられるように汎用的なポイントが長期インターンシップ経験からは得られるのです。

いかがでしたか？ 長期インターンシップは、短期インターンシップとは異なる学びのチャンスです。上記以外のメリットとして、社会人のメンタ