菱機工業の企業研究

今回ご紹介するのは、防災設備や太陽光などのエネルギー事業で有名な菱機工業。

この記事を読んでいる方の中には、菱機工業への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、菱機工業の経営理念や同じ機械業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある機械会社の中で、なぜ菱機工業なのか？」という質問への対策を考えましょう。


菱機工業について深く知るために、まずは菱機工業の経営理念を確認しましょう。そこから菱機工業が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

菱機工業の企業理念は、以下の通り。
『「持続可能な社会へ」いつの時代も、気持ちよく過ごせるように』
（企業採用HPより引用）

ここから分かるポイントは、「持続」「気持ちよく」の2点。
菱機工業では持続可能な社会という言葉を可能とさせるために、どの時代にも快適を提供出来るような企業を目指しています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに継続して行ってきたこと」
• 「今までに強い気持ちを持って実行したこと」

次に、機械業界における菱機工業と競合会社と比較してみましょう。
菱機工業の競合といえば、新東工業が挙げられます。
菱機工業と新東工業はどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、菱機工業では、空気調和設備の設計と施工、給排水衛生設備の設計と施工など、様々な施工を行っています。他にも食材のための冷凍と低温・中温設備の設計施工や 建物内で火災などの発生時に作動するための防災設備の設計と施工などを行っていることが特徴です。環境問題への取り組みとして、PFI事業・ESCO事業を積極的に進めることや再生可能エネルギーや太陽光発電システム導入などにも力を入れています。

一方新東工業では、鋳造事業、表面処理事業、環境事業、セラミック事業など様々な事業を行っており、その事業が9つの事業からなっております。鋳造事業では、豊田式織機の鋳物づくりを一手に引き受ける形で、自動車メーカーと共に成長してきた過去をもっており、表面処理事業では、自動車や電子機器などのバリ取りや錆を取り除いたりする加工を行っているのが特徴です。 環境事業では排水処理装置の生産などを行い、資源循環型社会の実現を目指しています。

次に財務状況について比べると、菱機工業では221億円（平成26年9月期）で、新東工業では890億円（平成26年3月期）であることから、売上高では新東工業が上回る結果となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成21年までは減少傾向にあった市場も、平成22年から徐々に市場を拡大してきました。 機械業界では主に自動車による需要によって売上を伸ばしていた過去がありますが、リーマンショックや世界的な金融危機に業績が悪化したことや、新たな海外の企業の参入にも影響を受けています。企業として自動車用機械に頼らない、他の機械作りに力を入れていう企業も増えている傾向です。機械業界の特徴として、設備投資のサイクルによって需要の機会が回ってくるまで回復を待つ必要があり、業界的にも不透明な部分があります。

ここまで菱機工業についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�