イードの企業研究

今回ご紹介するのは、メディア・マーケティングリサーチ・IT等の総合的な事業展開で有名なイード。

この記事を読んでいる方の中には、イードへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、イードの経営理念や同じメディア業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるメディア会社の中で、なぜイードなのか？」という質問への対策を考えましょう。


イードについて深く知るために、まずはイードの経営理念を確認しましょう。そこからイードが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

イードの企業理念は、以下の通り。
『We are the User Experience Company.』
（イード「代表あいさつ」より引用）

ここから分かるポイントは、「最高のユーザー体験」の1点。
イードは予想不可能な未来に向け、100年たっても変わらないビジョン「We are the User Expe-rience Company.」を掲げています。この企業理念の実現に向け、すべての人に最高のユーザーエクスペリエンスを提供することに努めています。求める人材はポジティブで挑戦意欲に溢れ、コミュニケーション能力を備えた人。時代を先取りするような新規メディア立ち上げに、意欲的に取り組める人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 学生時代に挑戦した新しい取組みについて
• 目標に向かって努力し達成したこと、困難や挫折を乗り越えた経験
• チームで行った取組み、その中での自分の役割について

次に、メディア業界におけるフォアキャスト・コミュニケーションズと競合会社と比較してみましょう。
イードの競合といえば、フォアキャスト・コミュニケーションズが挙げられます。
イードとフォアキャスト・コミュニケーションズはどのように違うのでしょうか。

イードが主に展開するのは、メディア・リサーチ・テクノロジー各事業。特にメディア事業においては、ITや自動車、教育や映画、ゲームやアニメ等、19ジャンル34サイト8雑誌のサービスを運営しています。強みとなっているのは、各分野のプロが集結することで生み出される総合力であり、社内では異分野間における交流も積極的。その他、数多くの専門メディアビジネスも展開しており、「ユーザーエクスペリエンスカンパニー」の実現を目指しています。平成26年6月期売上高は32億659万円となっています。

対してフォアキャスト・コミュニケーションズは、日本テレビのインターネット部門戦略会社。主に、クロスメディア・コンシューマー・広告・インテグレーション各事業を展開しており、テレビや映画、アニメやイベントなど様々な分野にてWebコンテンツを提供しています。強みとしているのは、Webサービスにおいて「メディア連動」と「企画から手がける新サービス」の両方が可能であるところ。日本テレビが持つ基盤を活用できることも、大きな強みとなっています。平成26年3月期売上高を30億8,710万円としています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
メディアの中でも広告業界の動向を見ると、平成25～26年売上高は4兆3,291億円、経常利益は1,502億円となっています。過去の推移によると、平成17～19年までは緩やかながら増加傾向にあり、翌20～21年は金融危機の影響を受け減少に転じます。さらに翌22～25年は景気回復に伴い増加に転じ、直近5年の伸び率をプラス3.8％としています。
業界の中でも特に好調なインターネット広告は、今後さらに拡大することが予想されており、試算はおよそ1兆円超。新聞やテレビ、雑誌などが前年割れする中で、堅調な伸びを見せています。近年では業界の再編も活発化しており、同時に海外展開も積極的に行われています。

ここまでイードについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選考�