パルの企業研究

今回ご紹介するのは、10代、20代をターゲットとするアパレル企業で有名なパル。

この記事を読んでいる方の中には、パルへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、パルの経営理念や同じアパレル業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるアパレル会社の中で、なぜパルなのか？」という質問への対策を考えましょう。


パルについて深く知るために、まずはパルの経営理念を確認しましょう。そこからパルが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

パルの企業理念は、以下の通り。
『社員と株主　みんなの幸せのための経営』
（パル「企業理念」より引用）

ここから分かるポイントは、「顧客満足」「一流」の2点。
パルグループは、衣・食・住の「衣」を通じ、利潤の追求のみならず人々の日常生活に有用な存在となることを目指しています。その実現のために行うのは、リーズナブルな価格での商品提供と業務体制の効率化。顧客満足の向上に努めるとともに、ブランドイメージやCSにおいて「一流」となることを目標としています。求める人材は、ファッションが好きで興味がある人。前向きで向上心があり、企業とともに成長できる人を必要としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。

• 自ら目標を立て継続して努力していること、そこから得たこと
• チームでの役割、自身の協調性について
• 困難や挫折の経験、その克服方法について

次に、アパレル業界におけるパルと競合会社と比較してみましょう。
パルの競合といえば、三陽商会が挙げられます。
パルと三陽商会はどのように違うのでしょうか。

パルは、婦人服・紳士服・雑貨等の企画・製造及び卸・小売を行うアパレル企業です。主に10代、20代の若い世代をターゲットとしており、全国700余りの店舗にてオリジナルブランドを多数展開。消費者のニーズを重視したマーケットインの徹底を強みとし、創業以来、飛躍的に業績を伸ばすことに成功しています。近年では高価格帯領域にも進出するなど、更なる事業拡大に積極的。平成26年2月期売上高を連結1,000億円としており、同年売上高ランキングでは14位となっています。

対して三陽商会は、紳士服・婦人服・子供服・装飾品の製造販売を行うアパレル企業。「バーバリー」や「エポカ」「フラジール」といった主要ブランドを中心に、百貨店や専門店、直営店にて展開しています。強みとするのは「バーバリー」や「マッキントッシュ」など世界的ブランドとのライセンスビジネスであり、これは企画・生産・販売の一貫体制や高い技術が評価されてのこと。平成26年12月期売上高を連結1,109億円としており、同年売上高ランキングでは13位となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
平成25～26年のアパレル業界売上高は、業界規模（主要対象55社）で4兆7,867億円、経常利益は3,475億円。売上高純利益率はプラス3.8％、直近5年の伸び率はプラス4.0％となっています。過去の推移によると平成17～19年までは増加傾向にあり、その後はほぼ横ばいを維持。金融危機や東日本大震災の影響を受け、およそ3年間は低迷状態が続くことになります。回復に向かったのは平成22年以降であり、平成25年まで順調に増加傾向となっています。

近年、業界を牽引するファストファッション系大手企業は海外展開にも積極的であり、日本国内における不安定な消費への対策が図られている状態。景気や流行、天候や災害などに大きく左右される業界だけに、今後は市場拡大のため様々な企業努力が求められることになりそうです。

ここまでパルについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選考フ�