グループディスカッションでよくあるテーマを知ろう

はじめに
実際にどのような問題に取り組むことになるのか気になる方も多いことでしょう。
今回は、実際に就職活動の選考上でよく行われているグループディスカッションにはどのようなものがあるか、そしてそれぞれの注意点についてご紹介します。

グループディスカッションにはどんな種類がある?
ひとつのテーマに対して、求められる答えの形式は決まっておらず、自由にテーマについてディスカッションを行う内容です。
《例》
・仕事とは何か?
・高齢化社会の対策には何が必要か?
・良い企業とはどのような企業か?
など、テーマが一例です。抽象的な内容、社会的な問題に対しての考えを問う内容、価値観を問う内容など傾向はさまざまです。答えの在り方が決まっていない分、進め方が重要なテーマでもあります。それぞれの意見出し、検討、集約の時間をバランスよく取り、グループとしての結論を明確にすることが求められます。
(2)インバスケット方式
次に挙げられるのが、複数の選択肢からグループで1つの解答を導きだすインバスケット方式です。
《例》
・無人島に持っていくとしたら次のうちどれを持っていきますか?
A.食料、B.水、C.懐中電灯、D.地図
・社会人にとって一番大切なことは次のうちどれだと思いますか?
A.コミュニケーション力、B. 継続力、C.行動力、D.発想力
日常的なシチュエーションから、社会人として置かれるシチュエーションまで課題自体はさまざまな内容があり得ます。この形式で特に注意したいのが、多数決で答えを決めないことです。グループディスカッションでは答えの質以前に、ディスカッションの進め方を特に注意して見ています。
話し合いの中で、根拠や意見の背景などを明確に述べるとともに、グループで納得度の高い解答になるように集約をしていきましょう。
(3)ケーススタディ方式
3つめに挙げられるのが、ケーススタディ方式と呼ばれる内容です。これは、ある状況や条件が設定されていて、それに基づいて意見を考えるものです。
《例》
・当社の商品を20代により広めたいと思っています。具体的にどのような施策が必要でしょうか。
・東京オリンピックにに向けて、外国人観光客をターゲットにした飲食店の出店を行います。店舗の概要についてグループで企画を作ってください。
問題の形式としては代表的な例のひとつですが、テーマの背景は多種多様です。中には企業理解をしていないと良い解答がしにくい設問も含まれています。(その企業の商品展開などについてどのように取り組むべきかという内容 など)
グループディスカッションそのものの対策を行いつつ、企業・業界研究もしっかりと行っておきましょう。
(4)ディベート方式
最後にあげられるのが、ディベート形式のディスカッションです。実施例は(1)~(3)の内容に比べると少ないものの、ディベートに慣れていない場合には練習を行って置く方が無難です。
《例》
・日本の新卒採用の在り方に賛成か?反対か?
・日系企業の英語公用語化は必要か?否か?
ディベートの場合、自分自身の考えに関わらず賛成派、反対派で役割が分かれますので、客観的にメリットデメリットを分析し、説得力の高い意見を出すことが重要です。
グループで1つの答えを出す他の形式とことなり、相手を言い負かそうとしてしまう就活生も少なくありませんが、感情的にならず建設的なアプローチを心掛けましょう。

さいごに
一口にグループディスカッションと言っても様々な種類があります。その上、課題の形式が違うだけでも、問題への取り組み方や難易度も変わってきます。
事前にどのような形式があり、どのような方法で取り組むべきか想定をし、可能であれば大学や就職ナビ、学生支援団体等の主催する練習会などの機会を通じて練習を積んでおくことをオススメします。
しっかりと対策を行い、選考を突破しましょう。

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