面接の基本質問を押さえよう！

就職活動に向けて準備を行う中で気になるポイントの１つである面接対策。そもそもどのような内容を質問されるのか非常に気になることでしょう。

多くの面接では、共通する基本の質問が存在します。まずは、こうした質問を網羅して、自分自身がどのように解答しようか対策をしておくことが第一歩として重要です。

今回は、面接で問われる基本の質問とその対策についてご紹介します。
代表的な質問項目は大きく分けると５つの種類があります。

（１） あなたの特徴について／人柄について
まず挙げられるのが、あなた自身の特徴や人柄を問う内容です。初期段階の面接からあなたがどのような人なのかを知るためにさまざまな質問が投げかけられます。

《例》
・自己紹介をしてください。
・あなたの強みと弱みを教えてください。
・今までで一番○○だったことを教えてください。
（感動したこと／嬉しかったこと／悔しかったこと など）
・あなたの成功体験／失敗体験を教えてください。
・周りの人からどのような人だと評価されることが多いですか。

このような質問が代表例として挙げられます。自分を表すエピソードや、キーワードを考えるとともに、【それはなぜか？】、【その背景にはどのような考え方や経験があったか？】という部分まで深堀をして考えておくことが重要です。

（２） 学生時代について
次に挙げられるのが、学生時代についての質問です。
これは多くの場合、学生時代の経験を通じて（１）で問われるあなた自身の特徴や人柄について理解を深めたいという意図で聞かれますので、それを意識して解答を考えておきましょう。

《例》
・学生時代に一番頑張ったことを教えてください。
・どのような学生生活を送っていたか教えてください。
・どのようなことを大学で学んでいるか教えてください。
・サークル／ゼミ／アルバイト 等の経験について教えてください。
　∟ どのような成果を出しましたか？
　∟ どのような役割を任されていましたか？
　∟ この経験の中で苦労したことはなんですか？
　∟ この経験で学んだことはなんですか？

学生時代に関しての振り返りと想定される質問への解答を考えることは、面接対策の中でも非常に重要なポイントです。採用担当者としても直近のあなたについて具体的に知りたいと思っていると同時に、人柄を評価する上で最も評価をする点でもあります。
想定質問への解答を考えながら、自分のアピールポイントを具体化していきましょう。

（３）志望企業について
次に挙げられるのは、志望企業に関する質問です。それぞれの企業の選考を受けるからには、その企業を志望する具体的な理由、熱意や自分なりの意見、企業理解の深さなどが求められます。
この点については、出題傾向はある程度あるものの、解答は企業ごとに用意が必要ということをしっかりと理解し、企業・業界研究を並行して必ず行うようにしていきましょう。

《例》
・志望動機を教えてください。
・当社を知ったきっかけ、志望したきっかけを教えてください。
・当社について知っていることを教えてください。
・当社のイメージを教えてください。
・当社の○○という商品（サービス）についてどのように思いますか。
・当社にとって課題だと思うことはなんでしょうか。
・当社と競合他社の違いについてどのように考えていますか。
・この職種を希望する理由はなんですか。

このような質問が一例として挙げられます。
業界内での比較も意識をし、解答を用意しておきましょう。

（４）働き方／働く環境について
次に挙げられるのが、働き方／働く環境に関する質問です。この質問を通じて、志望企業の働き方や価値観にあなたが合っているかを見極めているケースが多くあります。事前に志望企業の社員の方々がどのような働き方をしているか？、そのような考え方を大切にしているか？、など企業のソフト面の情報にも注目して情報を集めると同時に、自分であればどうか考えておきましょう。

《例》
・どのような社会人になりたいと思っていますか？
・当社は離職率が低く長く自社に貢献して欲しいと考えていますがあなた自身は、どのように考えていますか？
・当社は残業がありますが、どう考えていますか？
・当社は厳しい成果主義ですが、どう考えていますか？
・当社は転勤もありますが、どう考えていますか？
・結婚／出産しても仕事を続けようと思っていますか？ ※女性向け

このような例が挙げられます。この質問は対策を行うと同時に、自分自身が実際に求められる環境で働いていけそうかをしっかり考えることが大切です。「面接で評価される答え」を考えることはできても、実際にそれに対して自分が共感できない、またはそのように働くのは難しいという内容について内定を獲得するためだけに話してしまうのは危険です。
結果的にそれがミスマッチのきっかけとなり、入社後の早期退職にも繋がりかねないということを意識し、客観的に考えるべきポイントとして意識をしましょう。

（５）就職活動について
最後に挙げられるのが、就職活動に関連する質問です。現在の就職活動の状況や、志望企業群の情報などについて問われることは非常に多いので、しっかりと整理をして面接に臨みましょう。

《例》
・現在の選考の状況を教えてください。
・当社は第一志望ですか？
・他にどのような企業を志望していますか。
・就活の選社軸を教えてください。
・就職活動をして学んだことを教えてください。

このようなポイントを主に聞かれます。この質問の目的は、「どのような基準で企業を選んでいるかを知りたい」、さらに採用をしたい学生であれば「どのようなポイントで自社を魅力付けしたら良いか」といったものです。

相手にどのような印象を与えるかをよく考えて発言をすべきポイントのため、慎重に考えて言葉にすることをオススメします。
いかがでしたか？
基本的な質問内容は、質問の意図も明確なものばかりです。意図をしっかりと意識し、対策を進めていきましょう。また、基本的な内容を押さえておくことで、奇をてらった質問が出て来た場合にも応用がしやすくなります。
加えて、解答を考えるだけでなく、実際に口に出して練習することも重要になります。大学での面接練習会のなどの機会を活用し、是非本番で力を発揮してくださいね。

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