WEBでのES（エントリーシート）テンプレートをそのまま使って大丈夫？

エントリーラッシュの時期になると、いくつもの企業に並行してES（エントリーシート）を提出しなければならなくなる人も少なくありません。そうした状況下でつい手を抜きがちなのがWEBで送信する形のESです。

結論を言えば、基本的なテンプレートを用意しておくこと自体は非常に有用な対策です。例えば、自己PRや学生時代に力を入れていたことなど、定番の質問にはそれぞれ200文字、400文字、800文字など、ある程度違うボリュームで事前にテンプレートを用意しておくことで、その場でかかる時間は大きく変わることでしょう。

ただし、そのままコピー&ペーストのみであらゆる企業に同じ内容を送ることは、オススメできません。
もし、コピー&ペーストのみで対応するとなると、いくつかの問題が生じる可能性があります。

【解答の質に関する問題】
・その企業の求めている解答の意図とずれる
・その企業に対する熱意や、志望理由が曖昧になる

【文章の質に関する問題】
・継ぎ接ぎの文章になってしまい、文章構成に違和感が出る
・【てにをは】を間違える
・使用している固有名詞を間違える

このような問題が、実際によく起きている問題です。

【解答の質に関する問題】については、企業が知りたいと思っている内容を想定し的確な解答を記載しているか、その企業でなければ言えない内容であるかどうか、などの観点で内容を見れば、コピー&ペーストのみの文章では間違いなく見透かされてしまいます。

また、【文章の質に関する問題】についても、それを主な理由に不合格にならなかったとしても、その企業のESに対しての丁寧さや、向き合い方に関してはプラスの印象にはならないことでしょう。

こうした問題から、安易なコピー&ペーストを避け、企業ごとに丁寧に対応することをオススメします。
前述のような問題を踏まえ、基本のテンプレートを用意はするものの、企業ごとに内容に関してカスタマイズが必要であることを心得ておきましょう。

・志望動機や企業に関する設問：この企業に対してでなければ言えない内容が入っているか？
・自己PRや自分自身に関する設問：この企業はどんな人材に関心があるかを想定して書いているか？

企業・自分自身、どちらに関しても設問の意図に合わせて内容を必ず変更しましょう。たくさんのESを受け取るなかで、手を抜いたESは簡単に見破られます。

また、文章を企業に合わせて考えて書き終えたら、必ず見直しを行いましょう。先ほど例に挙げた【文章の質に関する問題】についてもミスがないように丁寧に対応をするに越したことはありません。

いかがでしたか？ テンプレートの準備はあなたのES作りには必ず役立ちますが、コピー&ペーストだけで対応することは避けましょう。 多くのES