ニューフレアテクノロジーの企業研究

今回ご紹介するのは、半導体製造装置の製造・販売で有名なニューフレアテクノロジー。

この記事を読んでいる方の中には、ニューフレアテクノロジーへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ニューフレアテクノロジーの経営理念や同じ工作機械業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある工作機械会社の中で、なぜニューフレアテクノロジーなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ニューフレアテクノロジーについて深く知るために、まずはニューフレアテクノロジーの経営理念を確認しましょう。そこからニューフレアテクノロジーが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ニューフレアテクノロジーの企業理念は、以下の通り。
『最先端の半導体製造装置を通じて、半導体企業と社会、人類の発展に寄与すること。それがニューフレアテクノロジーのビジョンです。』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「発展」「寄与」の2点。
ニューフレアテクノロジーでは、企業の技術を活かして取引先や人類の発展に貢献できる企業を目指しています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに目標に向けて行動したこと」
• 「今までに貢献してきたこと」

次に、工作機械業界におけるニューフレアテクノロジーと競合会社と比較してみましょう。
ニューフレアテクノロジーの競合といえば、ディスコが挙げられます。
ニューフレアテクノロジーとディスコはどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、ニューフレアテクノロジーではスマートフォンやタブレットPC、高機能の薄型テレビなどへの半導体デバイス装置の製造や、半導体デバイスの微細化や高機能化に必要な電子ビームマスクの描画装置、マスク検査などの製造、販売を行っています。
ニューフレアテクノロジーは元々、東芝機械株式会社の半導体装置事業が分社し、独立して出来た企業です。その歴史は長く、数十年以上も半導体には欠かせない微細加工技術に取り組んできました。

一方ディスコでは、様々な精密加工装置の製造、販売を行っていることが特徴です。その中でも、「グラインダ」という製品はシリコンウェーハや化合物半導体などの素材を研磨する機械で、「ダイセパレータ」は薄チップの積層に不可欠な装置となっています。このように半導体以外にも使用することが出来ますが、半導体づくりに欠かすことの出来ない機械の製造、販売を行っています。

次に財務状況について比べると、ニューフレアテクノロジーでは431億900万円（平成27年3月期）で、ディスコでは1259億円（平成27年3月期）であり、売上高ではディスコが上回る結果となっています。国内の半導体製造装置のメーカーでは上位の5社ほどが世界的にも戦えている状態で、今後の動向にも注目です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
2007年頃には世界的にも半導体の製造装置市場はピークとなり、世界規模で428億ドルの市場となっていました。その後は、半導体のメモリ不況となり2009年には市場の規模が半分以下となる事態となり、市場回復のために改善などを進めることで、2010年頃には大かた回復するまでに至りました。

今まで企業買収などの無かった業界ですが、近年では買収などが相次いでおり、東京エレクトロンの買収事例のように今後も買収などが増えるとの見方です。

ここまでニューフレアテクノロジーについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきま�