日立建機の企業研究

今回ご紹介するのは、建設用機械のショベルなどの製造・販売で有名な日立建機。

この記事を読んでいる方の中には、日立建機への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、日立建機の経営理念や同じ建設機械業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある建設機械会社の中で、なぜ日立建機なのか？」という質問への対策を考えましょう。


日立建機について深く知るために、まずは日立建機の経営理念を確認しましょう。そこから日立建機が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

日立建機の企業理念は、以下の通り。
『私たちは、「機械」を進化させ、豊かな生活空間をつくる「ひと」と「作業」の関係をより快適に、より高度に、より効率的なものにします。』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「進化」「効率的」の2点。
日立建機では、企業の技術である「機械」を使って、豊かさや快適を提供することの出来る企業を目指しています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに進化させたこと」
• 「勉強や作業する中で考える効率的なこと」

次に、建設機械業界における日立建機と競合会社と比較してみましょう。
日立建機の競合といえば、コベルコ建機が挙げられます。
日立建機とコベルコ建機はどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、日立建機ではショベルをはじめ、ホイールローダ、解体・破砕機、クレーンなどの建設関連の機械を製造・販売しています。日立建機ではサービスとして世界各国にある代理店を通じて、長期保証や定期点検などを実施することで、機械で最高のパフォーマンスが出来るような環境の提供に努めています。事業として、建設機械の中古車の販売を行い、売却の相談や購入の受付をおこなっていることが特徴です。
その他の製品にも、道路機械や双腕作業機などの場面に応じた機械の製造・販売を行っています。

一方でコベルコ建機では、油圧ショベルの専業メーカーとしてショベル関連の製造・販売を行っていることが特徴です。油圧ショベルの専業だからこそ出来る開発として、「低燃費」「低騒音」の実現に取り組み、業界ナンバーワンの「低騒音」を実現しています。
その他にも環境リサイクル機械として、環境関連製品を幅広く取り扱い、建設・金属・資源・林業におけるリサイクルに役立つ機械を送り出しています。

次に財務状況について比べると、日立建機では8,029億円（平成26年）で、コベルコ建機では3,174億円（平成26年）であり、売上高では日立建機が上回る結果となっています。業界のシェアでは日立建機が12.7％の第4位で、コベルコ建機が5％の第5位という結果です。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
建設機械業界は、平成19年まで順調に市場を拡大してきましたが、平成20年頃のサブプライムローンによって平成21年頃まで一気に縮小する形となりました。欧米の住宅着工数が激減しただけではなく、中国やロシアまでもが激減したことによって建設機械業界は厳しい状況となっていました。近年では東日本大震災の復興事業によって、国内の需要が伸びはじめたことや、新興国の需要拡大によって、増加傾向となり、以前の好調期に近いところまで回復しています。 今後も成長を続けている海外の国に進出することで、業績回復を進めるとの見方です。

ここまで日立建機についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 選�