“オワハラ”にどう対応したら良い?
はじめに
今年の就職活動は採用を行う企業の立場からすると、倫理憲章上で採用解禁が4ヶ月も後ろ倒しになったことにより、従来の採用活動の状況と比較しても結果が想定し辛いと考えられます。そのため、「良い学生がいたら絶対にすぐ採用を決めたい」という思いも必然的に生まれ、例年以上にこの“オワハラ”という言葉が取沙汰されているのです。
今回は、その“オワハラ”にどのように対処すべきかをご紹介します。
どのようなシチュエーションが想定される?
(1) 内定と引き換えに就職活動の終了を約束させること
一番多く挙げられるのが、この内定を出す代わりに、就職活動を終えるように了承させるというケースです。多くの場合、採用担当者との面談でそのように打診されその場で返答を求められます。
この場合、内定承諾後も就職活動を続けることは実際には問題はありませんので、基本的には承諾をして大丈夫と言えます。ただし、採用する企業側の立場も踏まえてもしも辞退が必要になった場合はできる限り早く、丁寧に対応することを忘れてはいけません。
(2) 他社の選考辞退を強要すること
次に挙げられるのは他社の選考辞退の強要です。
悪質なケースになると面談のその場で、他の選考中の企業への選考辞退の連絡を入れるように迫る企業もあります。心配な場合には、最終面接後の面談では他社の選考状況を全て話さない、志望度が低い企業に連絡を入れられるように想定しておくなどの対処をしましょう。
(3) 他社の選考に参加できないように、面談や研修を多く入れてくること
次の挙げられるのが、内定後に面談や研修などの予定を多く入れることで他社の選考参加への妨害を行うというケースです。当該の企業に入社する可能性もあるので可能な限り参加しておくことをオススメしますが、あまりに過度な場合やどうしても参加をしておくべき他社の選考がある場合などは、当たり障りのない理由を設けて欠席をしたり予定変更を依頼することも可能です。
・ 学業に関連する理由(ゼミ活動で重要な予定がある。卒業に関わる学校の予定がある。 など)
・ 家族に関連する理由(法事がある。 など)
(4)社員などとの懇親会を行い、内定を断りにくい状況にすること
次に挙げられるのが、社員や他の内定者などを交えての懇親会を行うことで内定を断りにくくするというケースです。直接、「一緒に働けるのを楽しみにしている。」などと言われると、心が動いてしまう人も少なくないはずですが、こうした懇親会の狙いはあなたにそう思って貰うことなのです。
情に流されることなく、自分の意志を貫きましょう。
覚えておきたい、内定獲得後のスタンス
具体的には、
・ 内定を出した後、企業が内定取り消しを行うと法的に問題になるということ
・ 正式な内定日以前の内定承諾書には法的な拘束力が発生しないということ
(即ち内定承諾後の辞退も、法的には可能であるということ)
こうした事実を理解した上で、内定後に就職活動を続ける場合には自分なりに調整を図りましょう。ただし、立場を乱用して不誠実な行いを重ねることはしないように気をつけてくださいね。
さいごに
いかがでしたか? 内定を巡って起こる可能性のある“オワハラ”ですが、その対処法や実際に内定を得てからおかれる立場を理解しておけば、過
※本サイトに掲載している企業は、iroots利用企業とは一切関連がございませんのでご注意ください。また、掲載情報は、各企業のコーポレートサイト等広く一般的に周知がなされている事項に加え、就活生から得た情報を元に、当社学生ライターが中心に独自にコンテンツ化したものです。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
内容については細心の注意を払っておりますが、ご利用に際しては、閲覧者各人の責任のもとにこれをご活用いただけますようお願い申し上げます。
Copyright © 2025 en-japan inc. All Rights Reserved.