ノキアソリューションズ＆ネットワークスの企業研究

今回ご紹介するのは、無線アクセスやコアネットワークで有名なノキアソリューションズ&ネットワークス。

この記事を読んでいる方の中には、ノキアソリューションズ&ネットワークスへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、ノキアソリューションズ&ネットワークスの経営理念や同じ通信業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある通信会社の中で、なぜノキアソリューションズ&ネットワークスなのか？」という質問への対策を考えましょう。


ノキアソリューションズ&ネットワークスについて深く知るために、まずはノキアソリューションズ&ネットワークスの経営理念を確認しましょう。そこからノキアソリューションズ&ネットワークスが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

ノキアソリューションズ&ネットワークスの企業理念は、以下の通り。
『モバイルテクノロジーを通じて、人々に更なる可能性を　ノキアは来るべきConnected Worldにおいて、人々の可能性や社会のイノベーションに更なる拡がりがもたらされるよう、モバイルテクノロジーを通じて、支援いたします。』
（企業HPより引用）

ここから分かるポイントは、「可能性」「イノベーション」の2点。
ノキアソリューションズ&ネットワークスでは、モバイルテクノロジーを通して、様々なことをイノベーション出来るような企業を目指しています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに挑戦してきた事」
• 「今までに自身で創造したこと」

次に、通信業界におけるノキアソリューションズ&ネットワークスと競合会社と比較してみましょう。
ノキアソリューションズ&ネットワークスの競合といえば、エリクソンが挙げられます。
ノキアソリューションズ&ネットワークスとエリクソンはどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、ノキアソリューションズ&ネットワークスでは5つの事業からなっています。事業は無線アクセス、コアネットワーク、OSS・カスタマーエクスペリエンス、サービス、パートナーソリューションで、無線アクセスでは無線ネットワーク制御装置や無線基地局などを担っています。サービスでは、ネットワークの構築や設計・最適化、保守や運用サービスの一貫したサービスを提供していることが特徴です。
モバイルブロードバンドのスペシャリストとして、お客様の満足を創出するサービスやソリューションを提供することを目標としています。

一方エリクソンでは、移動や固定通信業者への通信機器やサービスを提供する企業として展開しています。エリクソンでは世界に180カ国、1000以上のネットワークシステムがあり、一貫したサービスとして運用・構築などを行うことでソリューションの提供をしていることが特徴です。
エリクソンでは「すべてが通信する世界の推進者となること」を目標にネットワーク社会を支えています。

次に財務状況について比べると、ノキアソリューションズ&ネットワークスは386億5900万ユーロ（1ユーロ132円）（約5兆950億円・平成23年）で、エリクソンは353億ドル（1ドル118円）（約4兆1600億円・平成23年）であり、売上高ではノキアソリューションズ&ネットワークスが上回る結果となっています。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年の通信業界は増加傾向にあり、市場も拡大しています。
放送業界では夜間のテレビ視聴が低迷している面がありますが、インターネットの普及によりインターネットでテレビを見る方が増加している事からインターネットは第二のメディアとして定着してきています。インターネット環境拡大によりネットでの広告需要が伸びており、既存のテレビや新聞などに大きく影響を与える存在となり、ビジネスモデルとして過去からの脱却が重要なポイントです。
しかし、移動通信である携帯電話の普及はひと段落した感じがあるため、今後大きな伸びが見込めない可能性があり、今後の動向に注目が集まっています。

ここまでノキアソリューションズ&ネットワークスについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を