グラファイトデザインの企業研究

今回ご紹介するのは、ゴルフシャフトの製造・販売で有名なグラファイトデザイン。

この記事を読んでいる方の中には、グラファイトデザインへの就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、グラファイトデザインの経営理念や同じゴルフ用品業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数あるゴルフ用品会社の中で、なぜグラファイトデザインなのか？」という質問への対策を考えましょう。


グラファイトデザインについて深く知るために、まずはグラファイトデザインの経営理念を確認しましょう。そこからグラファイトデザインが求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

グラファイトデザインの企業理念は、以下の通り。
『グラファイトデザインはカーボン素材の特性と扱いを熟知しており、積層技術には絶対の自信を持っています。ゴルフシャフト事業、サイクル事業においてさらなる品質向上に努めるとともに、新たな分野への参入に向けて開発力を磨き、お客様に喜ばれるモノづくりに全力で取り組んでまいります。』
（企業HP社長挨拶より引用）

ここから分かるポイントは、「磨き」「全力」の2点。
グラファイトデザインでは、ゴルフシャフト事業、サイクル事業の2つを中心に品質向上とモノづくりに全力で取り組むことを目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに磨きをかけてきたこと」
• 「今までに全力で取り組んできたこと」

次に、ゴルフ用品業界におけるグラファイトデザインと競合会社と比較してみましょう。
グラファイトデザインの競合といえば、島田ゴルフ製作所が挙げられます。
グラファイトデザインと島田ゴルフ製作所はどのように違うのでしょうか。

事業について比べると、グラファイトデザインではゴルフシャフトの製造・販売、ゴルフクラブの組立加工、CFRP（炭素繊維強化プラスティック）、サイクルパーツの製造・販売を行っています。ゴルフシャフトは、wood、Iron、UTの3種類展開しているのが特徴で、有名選手のシグネチャーモデルを販売していることでも注目されています。
サイクルパーツでは高剛性にとび、しなるフレーム作りに取り組むことで業界唯一を目指していることが特徴です。

一方島田ゴルフ製作所はゴルフ用のシャフトを生産し始めて歴史は長く、当初では国内初の一貫した生産を行ってきました。ゴルフ用シャフトの中でスチールシャフトを中心に商品を展開していることが特徴です。スチールシャフトには、UT専用、アイアン専用、ウエッジ専用、FW専用のそれぞれを生産しています。

ゴルフ業界の市場としては縮小傾向にありましたが、近年ゴルフを始める女性の人が増えたことにより、使いやすい用品やおしゃれで可愛いウェアなどが注目されるようになりました。
有名選手とのコラボレーション商品や様々なシーンで使うことの出来る用品などを企業によって生み出していくことで、今後の生き残りにも影響するでしょう。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
近年のゴルフ用品の市場は縮小傾向にあり、市場規模は2654億円（平成22年）と言われています。スポーツ用品の業界で約20％を占めているのがゴルフ用品の市場と言われていることから、スポーツ業界の中でも大きな位置を占めているスポーツであることは確かです。
震災の影響で大きく市場規模を縮小したスポーツ業界ですが、ここ数年は回復傾向にあり、これからゴルフ業界の市場に注目が集まっています。

ここまでグラファイトデザインについての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょ�