元旦ビューティ工業の企業研究

今回ご紹介するのは、金属屋根製品等の製造販売などで有名な元旦ビューティ工業。

この記事を読んでいる方の中には、元旦ビューティ工業への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか？」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。

（1）会社概要　（2）「企業」を知る　（3）「採用情報」を知る

他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。 ここでは、元旦ビューティ工業の経営理念や同じ屋根材業界に属する競合会社との比較、最近のニュースなどを通じて、「数ある屋根材会社の中で、なぜ元旦ビューティ工業なのか？」という質問への対策を考えましょう。


元旦ビューティ工業について深く知るために、まずは元旦ビューティ工業の経営理念を確認しましょう。そこから元旦ビューティ工業が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。

元旦ビューティ工業の企業理念は、以下の通り。
『「21世紀の環境創造」への道を切り拓いてまいります。』
（企業HP社長挨拶より引用）

ここから分かるポイントは、「創造」「切り拓く」の2点。
元旦ビューティ工業では環境を視野に入れた開発え、未来への道を切り拓いていくことを目標としています。

ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の2点です。

• 「今までに創造したこと」
• 「今までに自ら切り拓いてきたこと」

次に、屋根材業界における元旦ビューティ工業と競合会社と比較してみましょう。
元旦ビューティ工業の競合といえば、アイジー工業が挙げられます。
元旦ビューティ工業とアイジー工業はどのように違うのでしょうか。

事業について比べと元旦ビューティ工業では、太陽光発電、エコロジー屋根、金属屋根、住宅建材など合わせて7つの事業を展開しています。太陽光発電では屋根一体型ソーラーや住宅向けのソーラーを開発し、金属屋根では水密性・高強度・高性能に優れた屋根を製造・販売していることが特徴です。自社で開発・販売している技術を集結し、住宅のコーディネートを行うことで、様々な案件に対応しています。

一方でアイジー工業では、金属サイディング、ガルバルーフ、アイジーヴァンドシリーズ、 ウッドサイディングの4つの商品を展開しています。金属サイディングは外壁材と断熱材を一つにした独自の外壁材です。ガルバルーフは「アイジールーフ」という商品を展開し、赤外線を反射して温度の上昇を抑える遮断性鋼板と断熱材の相乗効果で遮断機能を発揮しています。

次に財務状況について比べると、元旦ビューティ工業は113億8800万円（平成27年3月期）で、アイジー工業は140億5800万円（平成27年3月期）であり、売上高ではアイジー工業が上回る結果となりました。


また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
屋根材業界は新しく建設される住宅が減少するとともに、シェアも少しずつ減少傾向にあります。しかし、震災後の復興事業により需要も伸びていることから、今後の動向に注目です。
屋根材業界では粘土瓦が約半分占めており、その他はセメント系の瓦が約30％、金属屋根材が約15％となっています。まだまだ金属屋根材の市場を拡大するチャンスがあるため、今後の商品やエコにつながるような取り組みに注目が高まり、シェアを拡大する可能性があるとの見方です。

ここまで元旦ビューティ工業についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう�