大切なのは《軸》。キャリア形成に必要な考え方を知ろう

就職活動をはじめると、将来のキャリアを改めて考える機会に誰しも向き合うことになります。とはいえ、不確定なことが多い中で完璧なキャリアプランを立てることは難しいもの。何歳で昇進して、何歳でどのような仕事をして・・・など考えを巡らせること自体は悪いことではありませんが、その通りにことが進むことはなかなかありません。

では、将来のキャリアについて考える際にどのような観点で考えると良いのでしょうか？今回は、そのヒントをご紹介します。 実は、不確定な未来のキャリアについて考える際に非常に役立つ考え方があります。それが《プランドハプンスタンスセオリー（計画された偶発性理論）》というキャリア理論です。一言で言えば、偶然の出来事を活かしてキャリアを前進させるという理論です。

実際に現代のキャリアは社会の変化も大きく、予測できないことが非常に多いのが現状です。だからと言って何も考えず、行動をしないというわけではなく、下記5つのような行動を起こし、そのなかで巡り会う出来事を活かしキャリアを積み上げて行くというのがこの理論の考え方です。


参照：https://kotobank.jp/word/プランドハプンスタンス-1125685 （2015/09/27）

これからの時代に、不確定なことが多いなかキャリアを築いて行くあなたにとって、これは１つの指針となるスタンスです。

大企業であっても経営が大きく傾いてしまうケースは近年増々増えていますし、IT技術の目覚ましい発展やさらなるグローバル化によって就職後にあなたが置かれる環境は、これまで以上に変化の多い環境になっていくことは間違いありません。

そうした厳しい環境のなかで重要なのは、自分がどのように行動しキャリアを作り上げていうのかという指針なのです。 前述の通り、プランドハプンスタンスセオリーに見られる行動指針を活用するとともに、就職活動の際には『どのような仕事を通じて、どのように社会に役立つか』という働く際の考え方の軸についても是非考えてみてください。

変化が避けられない環境で働く上で、『自分の仕事を通じて、どのように社会に役立つか』というような志は、働くことの本質を考えるために、非常に重要なポイントとなります。

これから働く中で自分の望まない部署や職種で働くことになる人も少なくないはずですが、その中でも何の仕事をするかだけでなく『どのように社会に役立つか』というその先の目線を持っていることで、目的意識をしっかりと持つことに繋がり、さらにはプランドハプンスタンスセオリーが示すような自らキャリアの選択肢を広げる行動にも発展します。

社会人になってからのキャリアは、思い描いていたのと違う展開が待ち受けていたとしてもそれは自然なことです。そんな時は《行動・考え方の2軸》を思い出して、まずは直向きに努力をしてみましょう。

いかがでしたか？ 不確定な未来のキャリアを切り開くために必要なのは、プランドハプンスタンスセオリーの示すような行動の軸、そして『どの